パンフルートは1管で1音を担当します。それぞれが管が独立した楽器です。
パンフルートとして組み立てる前に沢山の仕上げ工程があります。 オリーブの木のパンフルート(テノール)
フルート・クラリネット・オーボエなどほとんどの管楽器は1本の管から成り立っていますが、パンフルートの
場合は1台に20本前後の管がありそれぞれが一つの音を担当しています。
パンフルート管は均一に成形されたビニールパイプと違い自然界で育った植物からできていますので同一種であって
も中の組織は微妙に違っています。
当然音の出方や音質も微妙に違うわけですが組み立ての管の選別では各個の違いを念頭に管の壁の肉厚を統一する
とか、内径を段階的に違わせて行くとか外観を合わせて行く基準で決定しています。
であるから1台のパンフルートとして組み合わせ接着する前に各管が一人前の音を出せる状態にしておかなければ
なりません。
単管の状態で出来うる作業は念入りにやっておきます。
この単管仕上げ作業で管の音が決定し、それが寄せ集まって1台のパンフルートとしてこの世に誕生するのです。
パンフルート購入・修理・作り方などの問い合わせは082−894−0854または香原 良彦 <xiaxi@go8.enjoy.ne.jp>
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