霜田理恵 [監修]
『100歳まで
絶対にボケない
「不老脳」
をつくる!人生を左右する
「脳のアンチエイジング」
上掲の本は、施設の移動図書から借りてきたものである。
100歳まで生きたいとは、つゆ思わない。が、命のある限り、ボケないで生きられたらいいな、とは願っている。しかし、それは至難なことかも知れない。
長寿社会になっていることは確かで、現に私のいる施設の、同じ階には、男女それぞれ98歳の方がおられる。
私の最期は、今日かも知れないし、明日かも知れないし、数か月先のことか、1年後のことか、とにかく皆目、見当のつかない話である。
それは思案してみても、どうにもなることではない。
いのちのある間は、なるべくボケないように努め、少しでも満たされた日々であるよう生きていたい。
この本の筆者は医師が多いけれど、私のよく知っていて、愛読してきた外山滋比古さんの文章も載っていた。本で読んだことのあるエッセイであった。
目次は、以下のようになっている。
1 脳は何歳になっても成長し続ける
2 脳を若返らせてボケを防ぐ
(生活習慣)
3 脳を若返らせてボケを防ぐ
(食品)
4 脳を若返らせてボケを防ぐ
(トレーニング)
それぞれの項において、多くの先生方が意見を述べておられる。心得るべきことが、非常に具体的であり、座右において、私なりに努力したいと考え、上掲の本を Amazon へ注文した。
ある程度は意識して努めないと、心身は老化の一途を辿るばかりのような気がする。
片鼻呼吸法の勧めなど、参考になることが多々あった。しかし、老いた頭は、なるほど! と思っても、すぐ忘れてしまう。
習慣化されるまでは、本を傍において、多少は努力してみよう、と思う。
知っているだけでは仕方がない。実践こそ大事!
それにしても、<脳は何歳になっても成長し続ける>とは、なんとも嬉しい話である。