夏空に遊ぶ雲を楽しむ。
その他、今日のあれこれ。
今日の朝陽と夕陽。
家から持参した本 『語の巻 荒垣秀雄 ザ・コラム』(角川文庫)を読む。
自室からは山側の雲を、廊下に出ては海側の雲を。
平家山が、噴火しているかのような、雲の佇まい。
その他、今日のあれこれ。
今日の朝陽と夕陽。
家から持参した本 『語の巻 荒垣秀雄 ザ・コラム』(角川文庫)を読む。
昭和21年から昭和37年にかけての<天声人語>か抜粋されている。当時の文体というか、作者の資質からくるものか、やや硬質な文体で、引き締まったエッセイである。
一つのコラムが、2ページに収められているが、字数は一定ではない。この点、現在の天声人語が、決まった字数でまとめるために陥りやすい、説明足らずや、蛇足という欠点はない。文体が引き締まっている。
私がまだ天声人語を読んでもいなかった時代に遡り、戦後間もない頃の出来事を題材としたエッセイに触れるのは、格別の楽しみであった。
コラムニストの人柄によって、同じ題材でも描き方はかなり異なってくる。この本では、荒垣秀雄の論理性や知性に感心する。
下掲の写真は、今日の昼食膳。主食は、私の好物のソーメンであった。
下掲の写真は、今日の昼食膳。主食は、私の好物のソーメンであった。
盆地の街、津和野で過ごした4年間、昼食には、出前のソーメンばかり食べていたなあ、と、遠い昔を懐かしむ。
そんな思い出を絡ませつつ、今日の昼食をいただく。
18号室の方は、3月初旬から姿を見ることがなかった。配膳車の名札の上には、<欠>の札が差し込まれており、入院なさっているのだろうと推測していた。
私より早く施設に入居されていた方で、いろいろ心遣いをしていただいた。
今日、業者によって、部屋の荷物が運び出されているのに気づいた。もうご本人が、部屋へ戻られることはないのだと思うと、やはり寂しい。
施設での淡い人間関係であっても、それぞれ付き合い方は様々である。