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「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20140506

2014-05-06 | 矮小布団圧縮袋

○(臼杵の近代化遺産&建築つづき・その2)
 蔵や軒が続き、江戸・明治・大正・昭和・平成が連続しているような商店街。
 個人的には遊園地のアトラクションには全く興味を感じず、行きたいと思ったことが全然ない性格なのだが、その分こういう空間を歩いている方がずっと楽しい。一昨年はならまちにも行ったもんね。昭和後期のアーケードをとりはらってあえてこういう風にしているところも、最近日本の各地に出来ているらしいし。

  
 八町大路、本町商店街付近。思ったより広い区域がこの調子で続いている。しかも城下町の中だから、路地が狭く、本当にくねくねしていて迷路のようだ(笑)


 鑰屋可児醤油(カニ醤油合資会社)本社[明治10年(1877)頃、登録有形文化財]。稲葉様の家臣で臼杵にやってきて以来の醸造業、との話によると、創業慶長5年(1600)(!?)だとか。関ヶ原以来の「九州最古のブランド」400年ちょっとの長さの中で考えたら、この店舗はまだ「新しい方の建物」(><)なわけである。鑰屋が屋号で代々、可児傳右衛門さんという。
 そんな文化財の店内は、うすき味噌・カニ醤油の直売所と、この歴史的建築の雰囲気を利用した(冬暖かく夏涼しそうな)「カフェ かぎや」になっていて、お昼どきでもあり、展示物を見学しながら、軽い食事をとったり、くつろいだりする人たちも多い。

    
 そんな九州最古の老舗ながら、特製の「卵かけご飯醤油」のディスプレイにはかわいい「ひよこ」なマスコットが集められ各種ひしめきあっており、キイロイトリ(??)らしきものまで混ざってちゃっかり鎮座ましますカオス(笑)

    
 ちょっと気温も上がってきたし、うちのキイロイトリも名物「みそソフトクリーム」をいただく。バニラの上のみそ味トッピングがカラメルソースみたいで甘い、風情ある一品だ「♪」
 ※これをいただいていた時、偶然店内で流れていたBGM(有線か何かは不明):
  The Glory of Love / Peter Cetera 
  ハイカラなのか古いのかよくわかんなくなってきたwけど、何か良いわこのセンスww
 

 面白かったので、卵かけご飯醤油を一つおみやげにした。朝ごはんでいただく。なかなか甘口でだしの味がきいてる。(※キイロイトリ「ホントハ ヒヨコジャナイヨ」)(20140506)
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20140505

2014-05-05 | 矮小布団圧縮袋

○(臼杵の建築&近代化遺産)

 こどもの日ということで
 
 荘田平五郎記念 こども図書館[大正7年(1918)、平成15年(2003)改修]
 木造二階建ての建築。臼杵市立臼杵図書館の中にある。隣の土蔵の臼杵文庫も同じ頃の建築。

   
 稲葉家下屋敷[明治35年(1902)]と旧平井家住宅。
 二年前に改修した模様(大分合同新聞の記事)。むすび丸「お庭もきれいです」
 キイロイトリは二階から甍の波を見ている。中では端午の節句らしく鎧の展示中。
 稲葉様といってもこのところ毎日テレビで見ている「破れ奉行」のならんならんの稲葉越中守(藤井貢)ではない(笑)臼杵藩主の殿様である。なお、臼杵稲葉家の家紋は「角切折敷に三の字」であるが、ドラマの越中守は丸に三つ引のような形の紋の裃を着ている。
 近代建築。明治の世だろうが元藩主の殿様の御子息(華族様)の里帰り用に、洋館じゃなくて江戸時代どおり「下屋敷」を作ってしまう、というところがさすが城下町臼杵らしいと思う。確かにこの町にはこのデザインであった方がしっくりくる、と思われる。それだけ全体の街並みが独特なのだ。
 
   
 長い塀の前の水路に錦鯉も泳いでいる。(※去年の今頃は、鹿児島で錦鯉と遊んでいたむすび丸)

 
 
 なかなか新緑の映える情緒的なロケーションだなと思いつつ
 BGM:
 夏服のイヴ / 松田聖子 (「Diamond Bible」)
 関東地方では早朝地震があったようだと知り、朝からNHKのラジオでニュースと気象情報を聞いていたら、流れた曲。こちらは個人的には映画も興味なかったせいか音楽も(出だしのところはCMかなんかで聴いたことある気はする)あまり知らなかった。なんか不思議な渋い旋律だな、と思って聴いていると、中間で非常に粋なトランペットのソロが(もっと続けばいいのにと思うが、心持ち短いw)。なんと日野皓正作曲じゃないですか!意外。(20140505)
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20140504

2014-05-04 | 矮小布団圧縮袋

○連休中も仕事や後片付けなどであまり遠出ができず、かといって引きこもって仕事だけしているという具合にもいかず、である。そこで、毎度の日帰り直行のお散歩となる:
 連休で人が混む福岡を脱出し、もう少し落ち着いた所でかつ個人的に「違う景色」に行きたい。ということで、再び、早朝の特急ソニック(キイロイトリが乗っているのは883系青いソニックだが、シートの色が緑っぽいやつだ ※いわゆるリニューアル版のカラーリングの一種)に乗り、

   
 今日は「大分駅を出発点にする」。ホームにちょうどよく、「白いソニック」と「にちりん」が並んでいるので「キネン サツエイ」してみた。
 そしてにちりんに乗る。むすび丸「にちりんの車内です」


 大分から南は初めてだ。だんだん里山の風景になっていく…
 (大分というと、デトロイト・メタル・シティの映画のロケ地がすごい田舎だなあ、と思ったのを思い出す。でもそれはもっと内陸の、豊肥本線の大野の犬飼の方のはずだ) 
 が、突然、海が見えて、町が開ける。下りる。

   
 臼杵(うすき)だ。天気がいいから、以前の彦根武雄久留米の時のように、今日は自転車で走るぞ♪(つづく)

 本日のBGM:
 卒業 / 菊池桃子 (TNC「新堂本兄弟」5/4 23:15~)
 結論から先にいうと、予定通り日帰りで戻ってきたのだ(笑)帰宅してテレビをつけると放送中。しかし1985年の歌と言われると、先日から書いているレベル42の「World Machine」とか、ライブ・エイドの頃と一緒だぞ。昭和である。
 意外と名曲なレパートリーがあるなこの人は「卒業」とか「BOYのテーマ」とか「もう逢えないかもしれない」とか(全然詳しくないのになぜ知っているのか><←サビのフレーズが耳に残ってるほど、それだけ流行っていたのだろう)。(20140504) 
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20140503

2014-05-03 | 矮小布団圧縮袋
○中津の続きで武家屋敷町の方に来てるキイロイトリです。近代化遺産のおまけで:
 (海抜3m)

  
 むすび丸も来ました、福沢諭吉旧居。「土蔵で勉強したそうです」
 よく神様の祠の中の石をとりかえたりとか悪戯したみたいな話はよく聞いて知ってる(小学校の時に伝記の本も読んだし)。現存するのは最初の家の、その次の家だとか。

   
 庭の藤棚がちょうど開花中で綺麗だった。今年の藤の花見は思いがけず、初めて中津で、それも福沢旧居の庭ですることになった。
 街中の看板「中津城址←→福沢旧居」。そして横に黒田官兵衛幟が。いや、中津は本当に現役官兵衛の事件の舞台だから、この幟が福岡よりもよっぽどふさわしい。

 本日のBGM:
 To Be With You Again / Level 42 (「Running In The Family」)
 昭和の日以降、昭和後期のイメージというわけではないがレベル42なんかを聴いてるような気がする。これもイントロからして非常にPOPな一曲。というかこのアルバム聴きすぎて全曲なんとなく頭の中に(Abbey Road的に)覚えている。
 すごいのは25周年記念編集盤(25th Anniversary Edition)なんつうものが出ているということだ。うちにあるCDは25年以上前のもの、ということになるのか。出たその時からすでにスタンダードなナンバーだから、懐かしいという感じではなくて普遍的である(F1のTスクエアが懐メロでなくて定番であるがごとき、である)。喩えて言えば深夜テレビでやってる趣味の自動車番組のBGMなどでよく出てきそうだが。(20140503)
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20140502

2014-05-02 | 矮小布団圧縮袋

○(中津の近代化遺産のお散歩・その2)
 中津城の水門跡の近くにある、有名な銭湯の汐湯さんです。

  
 [「中津 海水湯」の碑があり、由緒ありそうな木造建築が続く。お座敷は割烹で、銭湯と休憩室がある。

   
 三階建ての部分が大正時代頃、手前の銭湯のところは昭和30年代頃らしい。今日びの小奇麗なレトロ風なんちゃって建築では全くなく、脱衣所にせよ浴室にせよリアルに昭和の意匠がそのまま残っていてかつ現役だ。本物の歴史的建造物を心身ともに体感するために、ここは入ってみよう!ということでお風呂をいただく。汐湯は、井戸水を沸かした浴槽と、海水を沸かした浴槽があり、あたりはやわらかく、どちらも非常にあったまる。汗を拭きつつ、くつろいでしまったですじゃ。 

 
 休憩室からは川岸の土手が見えて、涼んだりできるという。
 ここはすごくほっとする。ゆったりと時間が流れ、何か、子供の頃の夢を見ているような不思議な心地になる。こんな九州の端までやってきて、まさかこのような気分になるとは…
 昔来たことがあるような(いや初めてでそんなはずはないのだけれど)、そして再びここに戻ってきそうな予感もするのだ。


 落ち着いて休んでから退出。「フゥ。」湯上がりほかほかキイロイトリです。

 本日のBGM:
  I Sleep On My Heart / Level 42 (「Turn It On」)
  これも往時に聴き倒したレベル42。声よし節よしベースよしのMark King先生。とにかく80年代というと、圧倒的に間口が広いことは確かだ。(20140502)
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20140501

2014-05-01 | 矮小布団圧縮袋

○さらに中津市内、寺町付近から再びキイロイトリがお送りしております:

  
 悲劇の合元寺の赤壁。地蔵堂にお参りする。イギリスにはロンドン塔があり、中津には合元寺がある。ほんとに赤いのである。


中津城の中にある城井神社扇城神社。黒田氏のダークサイドを物語る史跡だったりするが、大河ドラマなどではどう描くのか。

 
 
 そこにはきっちり「宇都宮鎮房」の幟がある。能天気でなくちゃんと歴史に立脚しているこういうほろ苦さがいいのよ。大河ドラマ便乗で黒田官兵衛の幟ばっかり立つ軽薄な福岡(どっちかというと長政の幟立てたらいいんじゃね?)との大きな違いだ。
 大分というか豊後の人には、やはり大友氏や吉弘氏や宇都宮氏の方に地元的思い入れがあるんじゃなかろうか。山口に大内氏が、高知に長宗我部氏がいたごとく。大友や宇都宮は鎌倉時代以来の御家人で一所懸命で「そこらのひょっと出の田舎もんと違うぜ」的にこだわった矜持は高いと思うのである。大友は江戸時代には高家になったそうですし。

  
 そして市内のマンホールのデザインは「中津城」でございます。城の石垣跡前で遊ぶむすび丸♪

 本日のBGM:
 Save A Prayer / Duran Duran (「Rio」)
 何か海が近い川岸にいて一陣の風が吹いてくる。とそういう気分になるという。
 多分ニック・ローズ先生が弾いていると思うイントロの上の妙な旋律が、ほら貝というか尺八か横笛かで日本民謡などでありそうな、和風な感じのやつです(まだ続き気味の…昭和の音楽シリーズ><) (20140501)
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