○(奈良のお散歩つづき)もちろん奈良公園と言えば、圧倒的な近代化遺産の奈良国立博物館本館〔明治27年(1894)〕がある。「奈良最初の洋風建築」っていう表現は迫力ありますな(笑)キイロイトリとむすび丸で周囲を歩いてみて、中の仏像の展示も拝見してきました♪実は「休憩室」(元・玄関)部分が素晴らしいので、ぜひ内部の観覧がおすすめです。




本日のBGM:
The Flood / Take That (「Progress Live」 2011)
正直言うとロンドンオリンピックの場合、全然スポーツには疎いので、開会式のヘイジュードのPaulに続き閉会式のラインナップの方だけが圧倒的に気になる方で申し訳ない。しかし既にテイクザットは来るらしい(ロビーは来ないらしい)とかペットショップボーイズその他も?みたいな噂は既に漏れ聞いているので留守録はしておきたいのである。
そんなわけでBGMは、ここ5年くらい英国全土を席巻している、既に大人な復活Take Thatである。ほんとに山あり谷ありのボーイズグループである。個人的希望としては「日本でいうと~」みたいな5人組アイドルに喩えて言及するのは音楽性のレベルが全然違うので、(Wham!をどっかのテレビ局で日本のKinKi Kidsみたいなものですみたいに言ってたのと同様に)「言うのが世界的に恥ずかしいからやめてほしいw」ものであるw。だってどう見ても(アイドルデビュー時期が後だとしてもだよ)音楽的にはTTやBSBの方が王道本家本元に決まってるだろ!w そんな彼らを世界中の人々は、得も言われぬ様々な複雑な感動の気持ちで見ていることであろうと思うにつけ、youtubeなんかであちこちで見られて何百万アクセスぐらいになってそうな、5人で歌う「The Flood」LIVE映像は、確かにおすすめである。次第にじわじわと盛り上がってきてどーんとくるようなあの曲調もあいまって、そう熱狂的ファンというわけじゃなかったはずの自分まで、歌ってるのを見るとちょっと万感迫るものがあって、「うう、いいとこついてくるぜ。狙ってるのか(感動しないわけがない点、ややあざとい感じ?)」と思いながらも、泣ける(笑)。
いや、何せ鉄壁の佳曲が続々な上に、とにかく全員いい声(※ちょっと変わった声の人もあるが、それぞれうまくて味がある声で、声質が混ざるとコーラスも良い具合になるのだ)・いい顔(全員美形というのとも違いそれぞれ美形な人とそれなりな人とタイプの違う人たちが集っているのだが、人生の襞を感じさせるゆかしき陰翳の味のある顔)してるんだ、この兄さんたちが。RobbieはPSB関連で最近の曲時々聴いてたから声わかってるんだが、もう一方側のGaryの声が若いときより変化と太さを伴って数倍かっこよくなってるんだよね。憎い演出とはわかっているのだが(笑)わかっているけどそれでも、LIVE盤DISC2のアンコールらしきNo Regrets ~Relight My Fire(※以前言及)の流れは、聴いてると申し訳ないが興奮して「おおおおお」「ひゅーーー♪」とか叫んでしまいますわね(笑)。またイギリスでも観客が大合唱になるしさ。
ある種、題名の「Progress」という「人間の成熟の仕方」ということを思う。L'Arcの15th Anniversaryの東京ドームに飛び込んだ時も、そういうある種の不思議な感動があったのだが、(年齢もだいたいそのへんの近い人たちだし)おっさんなのかもしれないけれども(そしてそれを聴いている自分も歳くってるのかもしれないけれど)、やっぱり自分は「ただ若いもん」よか、そういう「味」が、しみじみとしたもののあはれを湛えつつ「今生き続けている」って感じで好きなんだな、そしてちょっとばかり長くいろんな音楽をとっかえひっかえ聴きつづけていたおかげで、時々こうして循環的に定点観測が巡ってきた時にいろいろ面白い感動が味わえるんだな、と思うのである。(20120802)