「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20080923

2008-09-23 | 矮小布団圧縮袋

○家で宿題に悩み続ける。鉛筆で書き込みながらも遅遅として進まず…曇りのまま雨も降らずに空が持ち、洗濯物は干せたが、気温が上がって蒸し暑くなった。夕方、気分鬱屈してやはり家を脱出。県道35号線を一路、志免の立坑櫓(近代化遺産)まで走る。48mくらいある。既に志免出身の尾形大作氏が町内のオリジナル体操PVでロケに使用した前歴があるそうだが(マイナーすぎるので)、ここで一つキューンのDOESあたりにご当地PVロケ地に使ってもらって全国区知名度にしてもらいたいような、謎の秘密基地的な渋い味の建造物である。遅く出たからだいぶ日が陰ってしまったかな。その脇の福祉センターでひとっ風呂浴びてくる(大浴場の窓からも櫓が一部見えたりするのだ)。休憩室の大広間の座敷のテレビが与党総裁だのホークス監督辞任会見だの児童殺人事件犯人自供だの、福岡地元関係の全国ニュースが騒がしい。ただ野球に今一つ疎い者にとってすら福岡では王監督は「我々のお父さん」のような人だという認識はある。ホークスは、ただ巨額な金の力に物を言わせて選手を買って寄せ集めるチームではない。田舎だから東京と違って金はない。だが本当に王監督は先生や親のようであり、チームはそこに入ってきてからの選手をそこから養い育てる「学校」のような場所となっていった。彼は自己顕示欲的に脚光を浴びるスターなだけで人生をやめることはしなかった。頑固でも卵を投げつけられても何かを育てるという困難な道の方を選んだのである。結果しか見ないのではなく、過程の醍醐味をよく知っている人だからこそ、人はおのずから彼の背中を見て学び、育ちたいと願うようになっていったのかもしれない。…というような認識は、イチローのいたWBCの時のみならず、また応援団でなくとも野球に疎くとも福岡の者ならみな知っている。人々の心の拠り所はそういうところに発している。ましてやファンならなおのこと思い入れは深く熱い。明日のドームはそれこそ物凄いことになるんだろうな。夜、ZEPP名古屋からは謎の白装束(!?)LIVEの映像が届き、今週22時台最後のQRどんなもんやの始まる時間になってようやく、突然の通り雨が降ってきた。涙雨か。(20080923)
コメント