goo blog サービス終了のお知らせ 

「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20051212

2005-12-12 | 矮小布団圧縮袋

○ゲストと司会の1名の計2名を除いて、壮大なマキが入ったな一問一答(大笑)(新堂本兄弟20051211)。自分が子供の頃、クラスの同級生たちは、スカートの丈を長くし紫色のリップスティックに聖子ちゃんパーマをかけ「ハイティーン・ブギ」を鼻歌に口ずさみ牧野和子の原作コミックスを愛読し校内暴力の走り位で授業ボイコットなどをしていた。彼らを白眼視とまではいかないが一歩引くものを感じていた自分は、個人的にはどちらかというと漫画なら「エロイカより愛をこめて」を愛読していたから、そういう時は仲の良い大人しい友たちと淡々と教室に残って一次関数の練習問題を自習していた方で、実にイケスカナく冷めていた。ほぼ同世代といえる尾崎豊などをその数年後に聴いても青臭く感じられてしかたなかった性格の人間としては、当時はTOTOやQUEENなど洋楽を専ら聴いていた(※そのくせPete Burnsが良いなどという妙な方向に走る)ため、リアルタイムなマッチのファンでは全然ないし、氣志圑のようにもならなかった。しかし今日、DBBをバックに「ハイティーン・ブギ」と「挑戦者」をメドレーで歌う40代のマッチを見て、当時の同級生たちがマッチの何に心動かされたのかを、25年後になってみて、ようやく了解したような気がした。なぜか。理由は思い当たる。当時「不良」だった同級生たちがその数年後、おそらくそのほとんどが20歳前後で人の親になるだの社会人になるだのしてもっとも敏速に、私などよりもいちはやく「まっとうな大人」の体制の人間へとものわかりよく丸くなってしまっている。しかし、当時一見「優等生ぶりやがって」と彼等から敬遠されていた自分の方が、逆に25年後の現在、公共善の精神を見失ったPariah-Capitalismってやつらしい粗暴な社長や当局の体制に憤怒を突き動かされ、現場担当のヒラの立場から抗議行動と討論に走る「流浪独身の厄介な毒舌不良中年」と化してしまったからだ。結果的に「最後までツッパリの人生を続けることになってしまった」のは自分かもしれない。尾崎豊だって自分には全然カリスマではなかったのだが、今の歳で今の立場になって少しずつその歌詞の意味や人々に与えた機能が心情的にも理解されてきている。それと同じ感慨が今日の、KinKiの人たちと共演するマッチの歌に感じられた。ツッパリのマッチは同世代に、25年たってもこういうメッセージを送り続けるキャラの役割を果たしており、それを受け取りカラオケで歌って憂さを晴らしつつ社会を底辺で支えるのが、かつての不良の10代=今の中年サラリーマンたち、という構図が存在するのであろう。それじゃあマッチ自身は本当のところは反体制的なのか、現実的に事務所という会社の中ではどういう位置なのか、と考えると、案外非常にまっとうな大人というか、しっかり体制の側の幹部役員待遇になっている感じもするのだが(爆)ほんとに明日をも知れぬ無頼の不良だったら安泰にミニカー遊びのできる身分ではないかもしれないという(笑)様々な雑感である。さて、ようやくRKBのどんなもんや増刊号でモノラルながらもフルでSNOW!×3をGETできたのが嬉しい。確かに金曜分リクエストのSPEEDと並ぶと(秋元×)伊秩節というのは頷ける。(20051212)

コメント