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「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

本日の効果音(49)Paul Mauriat 「Penelope」 (20101013)

2010-10-13 | 閑話休題・本日の効果音

○たれぱんだもそういうところがあるが、リラックマの口の開き方は無表情のようでいて、微妙に表情がある。「リラックマ生活」の時は、口を閉じていてもちょっと「モナリザの微笑」のようにかすかに微笑んでいるような顔に見えた。が、「だららん日和」以降、口を少し開いているものは、少し笑っているものと、三角口があんまり笑っていないものがあるように感じていた。ぬいぐるみに至っては、一つ一つ顔が違うし、それも時々笑っていたり寂しそうだったりするから、見かけてもすべて入手することはない。だからリラックマのシリーズは、店頭で見かけるからといって必ずしも総て揃えるわけではない。イラストにせよぬいぐるみにせよ、顔が笑っているものとそうでないものとで、入手しようかどうしようか迷うためである。かといって、最初からにやにやしているのは買わない。無表情と表情の中間の微妙なタッチを求めている。
 そんな自分から見て、今回の「森の」シリーズは、見かけると入手してしまう確率が、やや高い。クマが口を開いていても怒ってなくて、ちょっと「顔がゆるい」シリーズだからだ。
 例えていえばこの「リラックマ ちょこづつみ いちご味」の箱の顔。なかなか絶妙に恍惚感が伴い脱力率が高い。(同じような顔のやつが「あまいですか」「シャク」の絵にもある)
 折しもローソンでクリアファイルのおまけが始まった。ピンクのリスのも脱力するなあ。(ブルボンとか、「ごませんべい」の亀田製菓とか、“なにげに”新潟産なのも気になる><)
 チリの作業員救出で、宇宙開発技術のような気が遠くなりそうに縁遠そうなものも「急がば回れ」で巡り巡って地球の人類の役にたっているもんなんだなあと改めて思う。

 本日のBGM: エーゲ海の真珠(ポール・モーリア楽団)
 渡辺岳夫の名OPが流れる「眠狂四郎」を毎夜見ながら、そういえば60~70年代に「甘い女性スキャット」という、微妙に峰不二子な効果音があったことに気がつき、思い出したのがポール・モーリアであった。先日何かの折にも「エーゲ海の真珠」を聴いたのだが、その音はやけにアレンジの音色が新しすぎて「…自分が家で聴いて覚えている音と、随分違う…」と不審に思い、気がかりでしょうがなかった。遠く離れた実家に戻って盤を確認することもできず、児童期の記憶をたよりに検索を重ね、ようやく辿り着いたのがこの盤である。
 『ポール・モーリア・グレイテスト・ヒッツ24』 FDX-9201/9202 LP ( 1976 )2枚組。
 ※所謂、通称「金ジャケットのパートⅠ」なるもの。
 これこれ。このピアノとフルートで出だしが鳴り出す「エーゲ海の真珠」でないといかん。
 自分が小学生の頃、家の父親が毎週日曜日の朝にかけまくっていたのが、このジャケットの、絶対このLPである。(父の遺品の棚のどこかに保存されてるはずなんだが…)あまりにもBGMに流れ続けたため、LPの1枚目の頭のあたりから曲順通りに脳内にインプットされてしまっている。
  オリーブの首飾り~涙のトッカータ~エーゲ海の真珠~シバの女王~蒼いノクターン~薔薇色のメヌエット~恋はみずいろ~そよ風の誘惑、この曲順である。
 だから自分の脳内では、ポール・モーリアといえば手品の時の「ちゃららららら~♪」であろうが「恋はみずいろ」であろうが、まだデジタルシンセくさくない、アナログでストリングスなオケの、1976年盤のアレンジの「この音」でないと、なのである。
 これもちょっとぐぐっていたら出てきたのだが、実はこの「金ジャケ・パートⅠ」は、1977年のオリコン洋楽アルバム年間チャート第5位(!)だったのだ。
 兄貴の持ってた年間チャート第7位のQUEEN「華麗なるレース」だの、KISSだのを、こともあろうにさしおいて(爆)イーグルス「ホテルカリフォルニア」やベイ・シティ・ローラーズやオリビア・ニュートン=ジョンに並ぶポール・モーリア。
 (思えばうちの父も実はさりげなくミーハーだったのか・笑)確かに「ご家庭用に、一家に一枚」の勢いではあった。
 しかしこの『グレイテスト・ヒッツ24』はCDになっておらず、LP盤しかないようだ(だからリンク表示ができない→※2008年発売の「定番大全集」CDがオリジナル音源らしく比較的に自分の知っている70年代の音のイメージに近いので、試聴用にそこにリンクしておく)。LPのステレオ音質がまた、すばらしい。それに、この「Penelope」のBass、70年代のリズム隊は只事じゃないよ。
 「こういう文化が紛れもなく存在した」証左、20世紀の歴史的名盤なのに、CDじゃないのか。もったいない。この王道アレンジが「まさに旬」の「そうそう、あれあれ!」で、ストライクに昭和の日本人の琴線に触れる音色のBGMだと思うんだが。ポール・モーリア先生追悼記念行事として、ぜひいつかこのリマスターCD盤をひとつお願いしたいところである。(20101013)

JAグループ宮崎 
Yahoo! ボランティア
 

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本日の効果音(48) 「Better Than Love」

2010-10-02 | 閑話休題・本日の効果音

○本日のBGMその2
・Better Than Love / Hurts (『Happiness』)
一度お昼に帰ってきて片付けて、また会社に戻る前に激しい降りになってきたので雨宿り中、地震速報が来てテレビのチャンネルを回していたら、ちょうどRKBの局でTBSの夜のドラマ(クローンベイビーとかなんとか。でもRKBでは放送しないのでは?)の宣伝番組らしいものを放送していた。よくある、新しく始まるドラマの番宣で、配役の若手俳優が紹介するようなやつだ。20歳前後の青年が主人公、といわれても、もう、子供番組(※もうすぐ4歳の甥もキャラ名を全部覚えていて、帰省時に遊ぶと毎回テレビ絵本の写真を指さしながら一人一人誰か解説してくれる。そういう平成ライダーシリーズとか戦隊物のようなやつ)のように思え、その若手の10代20代の配役を目的にテレビを見るということはなさそうに思ったのだった。が、その時、テレビから微かに流れて聴こえてくるBGMの、「電気音楽」と「この声」は…もしかして、この…
 で、これがそのCDです(写真・笑)。聴いてみましょう。PVもようつべあたりで見てください。わはははは(爆笑)。「趣味爆発全開^^」。喩えて言えば1984年頃のDepeche ModeやOMDやABCやTFFやみんながやってたような泣き節おいしいとこ取りの、どどPOPメソッド。Pet Shop Boysにせよ何にせよ、やっぱこういうのは、ただ25年前とかに一時的に流行した音楽の扱いではないのである。もう英国や欧州じゃクラシックと化してる、王道なんだろう、きっと(笑)。DMリスペクトのそっくりなデュオが90年代に出てきた時に聴いたのよりも、このハーツの方がビジュアルのスタイル含めアートワーク全体のなりきり方が全体的にマジなのと、Vocalがムードを裏切らない説得力はある。確かにみんなこういう歌い方してたよね当時(笑)。ミッジユーロ調からRobbie Williamsへんも含め色々この手の発声法ができてツボが心得られてて需要もあるし得だなあ、あっちの男の人は。前にも述べたThe Killersの逆腹式呼吸にも相当わろたのだが、こういう本格的にマニアックな「マジ○○(失礼)」ぶりが出てくる世代が20代?になってきたのは畏るべしですね(この曲構成の手堅さ、ほんとは鯖読んでない?とか)。でもやっぱりアルバムをよく聴くと、これまでのelectric popの名曲たちに対する不思議なリスペクトのようなものもふっとフレーズに連想され、80年代そのままではない、そこからきて21世紀な感じのところはありますが。POP MUSICであっても歴史認識がしっかりしてるところが文化の奥深さなのですよ。それにしても、いかんなTBSは。ドラマじゃなくてこの主題歌で視聴者層R35歳あたりとそれ以上を釣ろうとしてるだろ!魂胆が見え見えだぞ!(と、掟ポルシェ先生なら絶対言いそうな気がする^^;)というわけで、日本の場合このタイアップが良いのか悪いのかはよくわからんのですが、えり好みして音楽だけ先に聴く中年でした。(日本盤は11月、ボーナストラックつき予定らしいです。あたしゃCD屋じゃないので・爆)(20101002)

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20100420

2010-04-20 | 閑話休題・本日の効果音

○今日も朝8時半出社で夜22時半退社。作業が終わらないからしょうがない。別件のチケットが当たったらしいが空腹のあまりコンビニに取りに寄るのを忘れていてまっすぐ帰ってしまい夕食。ちなみに先週買ったリラックマのぶどうマシュマロの袋は色といい脱力感といい、デザインがかなりかわいい。中身は個包装できれいだし、何かに使えないかなあ(何に使うんだ)

本日のBGM:ATTENTION-UNBALANCED Ⅱ (「沙粧妙子 最後の事件 サントラ」)
 今や「レッドクリフ」の岩代太郎、な位に著名な作曲家であるが、個人的な影響度から言って最もインパクトのある傑作は未だにこれだろうと思っている。15年前のこの曲は、作曲者の名前を全く知らないままだったのに、マイケルランドウのようなギターの重なる印象深い旋律の音楽が記憶にへばりついて離れないという、ただその音の存在だけで中毒性の高いオープニングだったのである。残虐な事件が連続する21世紀の今日から見れば、この番組自体も相当際どい内容で、多分もう地上波では放送されなさそうな感じだが、思えばL'Arc~en~Cielなら「heavenly」の頃、その1995年と言えば阪神大震災で明け、サリン事件が起こり、SMAPなら(個人的には最高傑作と感じる)「007 Gold Singer」の頃。そしてテレ朝では深夜に「BLACK OUT」も始まり、という、テレビにせよアイドルにせよ何か異様に極端な「何かの創造の爛熟」の不穏な気合のレベルが昂じていた頃と記憶する(21世紀に入ってどんどんテレビがレベルダウンしていくのは、現実の残虐な事件がテレビを易々と超えてしまっているというのか、ただ単に制作供給する側が貧困なだけか)。その頃の「沙粧妙子 最後の事件」である。
 今思うと、まだ就職して数年目のぺーぺーの頃の自分は、この(昔はフジのバラエティでパロディにされて笑われていたけど)沙粧妙子の異様に陰鬱なクールさにせよ、まだ浅野温子的「最先端女性の戯画化」を「まさか、やりすぎだろ」としか思ってなかった。なにせ、何とその後15年も、この自分が仕事を続けてキャリアを築いてしまうとは、その頃はまだ想像すらしていなかったのである(いつまで仕事を続けるのか、腰掛けでいつ適当に退職するのか、どちらにしようかも、全く考えていなかった)。しかし、この年齢になって今にして思えば、あの浅野温子の眉間に皺寄せた表情とエキセントリックな演技はあながち誇張でもなく、まさしくその後15年の我々が辿った社会のシステムの中でのキャリア女性の日々の苦悩を象徴的に予兆していたかのようだ。あのくらいのヘビーな土壇場のハードな修羅場というか、どのような絶望的な状況が起ころうがそのくらいの勢いで冷然と乗り越えないと生きていけないシーンというのは、リーマンショックのみならずこの15年間で確かに何度もやってきているようである(自分と違う境遇の人でも、例えば結婚や出産や育児や介護や転職やその他、様々の修羅場で誰もがそれぞれに、それを経験しているだろう)。
 自分はもちろんプロポーションやスタイルなんざあんなにかっこよかありやせんし、もてやしませんぜ。ただ元々煙草は20代前半でやめていて吸わないくらいで、気づけばすっかり「若い子」ではなくなり、どちらかといえば「動じない」方で(クールでもないが)、そこそこに怖がられ、低音の声で若い者らを諭す側になっていた(だいたい、沙粧妙子は33歳になんて見えない。本当は精神年齢的には43歳じゃないのか、と今見てて思う)。だから、妙子のように「気休めは通用しない」と毒舌を吐きながら、異様なストレスを抱えて救いようのない働き方をしている専門職の女性だって、15年前よりも現実的に、社会の一般的存在として身近に圧倒的に増加してきていると思うのである(ま、要するに「中身おっさん」を15年前に先取りしてた、ともいう・爆)。妙子も酷い精神的外傷でもって内心もっと深いところで絶望的に「ワークライフバランス?けっっ」とか冷笑してそうな感じがするから。だから(ほんとはVTRに録ってあるのだが、押入れから出すのがめんどくさいから)ちょっとようつべあたりで番組一部を垣間見ると、15年前にはわからなかった思いや違った感慨とともに、浅野温子を見ている自分に気づくのであった。
 と思ったら今年、どうやらついにDVD版が発売されるらしいとのこと。何か禍々しくて怖いなあ。封印されてた梶浦が15年ぶりに蘇ってくるみたいで(><)。(20100420)
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「Joy Ride」 (20100103)

2010-01-03 | 閑話休題・本日の効果音

○米は最近農家産直の夢つくしも食べるようになった(地元のコシヒカリを送ってもらうと信越から九州までの送料が「ばか高い」ので、最近は地産地消的になってきている)からしのげるとしても、特に味噌は、うちの実家の方の米麹味噌でないといけない。というわけで運びたい。と荷造りをしながら見る龍馬伝。ムービーぽくてドラマ「ハゲタカ」みたいな勢いである。その横で、たれぱんだは縁起物の和菓子をいただきながら新春茶会中だ(おい、それは「すあま」じゃないぞ><)

 本日のBGM:The Killers / Joy Ride (「Day & Age」)
これこそイントロから爆笑。新春かくし芸大会とかじゃないよね?(←すまん、しかし正直そう思ったw) だってこのキモいコーラスはほとんど「なんちゃってBryan Ferry」でしょw。よくDay & Ageは最初3曲だけでも真っ向勝負に出てるとか言われてたりするが、それだけではない。確かにM1で笑いM2のキラーチューンで泣きM3で盛り上がる、だがそこで油断してはいけない=伏兵M4でまたもやぞっこけのけぞってしまうのだ。どうもSam's TownとDay & Ageでは一方が好きな人は一方をくさすとか賛否両論が喧しいのだが、後者におけるBrandonのvocalが前のアルバムより頼りない、とか、音が軽いとか、そういうことを言う人はもしかしたらグランジ以降に育った90年代の若い人でそれ以前の音楽を知らないのかもしれない。こういうふうにへなへなで「逆腹式呼吸」で歌うのがださいのすれすれで正真正銘、由緒正しいんだよ!(笑) というくらい、Joy Rideが流れてくると、つい噴いてしまふ(2008年の作品ってまじですか?ww)。vocalのなんちゃってぶり以上に、一切照れ無しで律儀なdrumsとbassの「どっちきどっちきぶんぶんぶん」ぶりも、ちっちきちっちきguitarもイっちゃってますねえ。若い人たちが、よーやるわ。これほんとにギャグじゃなくて、完全になりきってて、くそ真面目に演奏してんだよね? そう思うと、まじすっげえ見てみたい(爆)。全然手抜いてない、変態ぽくてもちろんいい。すごい(笑)。できたらJoy RideでBryan Ferryのひらひらブラウス着てパンタロンはいてよれよれして出てきて、This Is Your LifeでBonoの鬘かぶって上半身脱いで出てきて、I Can't Stayで眉書いて鬘かぶってギター逆持ちしてPaulの格好して出てきて、Goodnight, Travel Wellで顔真っ白に塗って口紅はみ出して塗ってRobert Smithになって出てきて、みたいに、全部一曲ごとに別々に衣裳早変わりコスプレして出てきて歌ってたらウケると思うんだが、どう?…って思う位、それだけBrandonって人の歌い方の振れ幅が広くて笑えるのだが、まあロックフェスなどのページをぐぐってみてもそんなコミックバンドではなく、The KillersのLIVEがそんな「ものまね四天王ショー」(爆)みたいなわけがないから、去年秋出たLIVE DVDを探しに行ってこよう。それにしても、次はスパークスあたりに行くのかなあ?まさか?いやあ、ここはひとつタモさんに頼みたいところですね。U2とかLady GaGaも出てるんですから、どうですか2月にMステに呼びませうよThe Killers。もちろんオセロの白い方の人のバンドじゃなくてですよ。(20100103)
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「Viva la Vida + Domino Dancing」(20091215)

2009-12-14 | 閑話休題・本日の効果音

(つづき。久々「効果音」編)

本日の効果音:Pet Shop Boys 「Viva la Vida + Domino Dancing 」 (「Christmas」 Parlophone 2009.12.15.) 

(コメント)
 面白い。何が違うかといって、例えばColdplayのViva la Vidaの方が(以下は、例えばA♭majorだと仮定した場合)、D♭→E♭→A♭→Fm→D♭→E♭→A♭(Cm)→Fm→…と刻んで進んでいく間、A♭ならそのmajorのコードがストリングスとかでずっと鳴ってるので、だから基本は全体的にA♭の長調な曲に聴こえると思うのです。
 しかしPet Shop Boysの方は逆で、その中だとむしろFminorの方がなんとなく基調になっちゃう、ぽい感じなんです。実際はB♭→C→F→Dm→B♭→C→F(Am)→Dm→…と行く、みたいな感じだからそのうちのDminorの方が基調ぽい、てことですか。でNeil先生のほわほわした歌唱が異様に合ってて、その上、だんだんB♭→Dm→B♭→Dmに変わるところでも、「watch them all fall down」のDminorなコーラスがかぶっていって、「明るいCへ移って抜ける」的な元歌のような感じになんかならないし(笑)。しかもwatch them all fall downと「But that was when I ruled the world」の意味とが相俟って、もう誰も彼も凋落ぶりが軒並み身も蓋もないという話に(爆)。一方「the sound of drums」は歌詞通りきっちり(笑)祭りの予感か?みたいにふんだんに入っちゃってる、という極めてPSB的(?)解釈。ぷぷっ。くすくす。なんかChris Lowe先生の、にやっと笑った顔が目に浮かんじゃいます。相変わらずいい性格といい仕事してます。元々原曲が「諸行無常栄枯盛衰」の歌らしいと聞きますが、Coldplayがクラシカルに18Cの王政から共和制~産業革命へみたいな感じだとすると、PSBはテクノトランス風にグローバリズムの弊害著しい人口60億の21世紀現代の地球の問題くさい音色にしちゃった、というかラストまでサッカースタジアムの群集の歌(歌詞知らないでここんとこの音だけ聴くとかっこいい応援歌と勘違いする人いるかもしんない)みたいに末期的になっちゃいました。暗い曇り空で憂鬱なのに妙に盛り上がる(爆)毒&やけくそ絶望度40%増量みたいな(笑)。でも「I know St, Peter won't call my name」のところのAmのひょいっとした低音の入れ方などさすが、美しくて一瞬背筋がぞくっとするツボを心得てますね(PSBの歌の時々来るこういう瞬間が好き)。
 これって元歌の主に怒られないのかなあ?wと思いつつColdplayの公式サイト(http://www.coldplay.com/)を読んだら、「news」のページでPSB「Christmas」のこと紹介してます。そっかぁいいんだあ(^^;;)いやいやなんのここまでやるってのは元歌への敬意と愛ですよw。やっちゃいましょうやっちゃってくださいw。(20091213)


※(追記)最初元歌がB♭とした場合の例で書いたんですが、もっかい聴いてA♭ぽかったのと、PSBがDmぽかったので合わせてちょっと書き直してみました。
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「The Hungry Ghost」(20081110つづき)

2008-11-10 | 閑話休題・本日の効果音

○それから免許更新に、運転免許試験場に出かける。ひょっこり行ける時間がとれた時に行っておかないと、いつ行けるかわからん。すっかり秋深まる景。寒くなってきました。

本日の効果音:「The Hungry Ghost
こーんな空の下で聴くのもいいでしょ。The Cure 『4:13 DREAM』(UNIVERSAL INTERNATIONAL UICF-1108 2008.11.5.)帰りにタワレコでget。

 おかえりなさいませ旦那様。ごりごりギターがしょっぱなから耽美で尖っててやっぱかっこええっす。ライナーノーツの通り、去年の7月はFUJI ROCKに行けず悶絶した一人(笑)結局ケーブルTVの音楽番組で見て再放送分も見て録っておく。とっとかないと。苗場画像を見ていてなんか巨大化してきたよな…とか思ったのはともかくとして(笑)きもかっこよさ健在でノリノリで嬉しかったし。
 今回の盤はなんか旧メンバー復活とかでシンプルにバンドサウンド中心で小僧っぽさが1987年頃っぽいというか若々しく、かと思えばまた無気味なPOPさがじっくりぐるぐる不敵な味だしM13なんてまぎれもなく今、90年代を越えて今だな。さらに中盤M6あたりから「お、はじまったぞ♪」みたいになって前記のM7、M8あたりの流れでくらくら「もうあたしを好きにして」状態(笑)に入っていく。美しい。不思議な酩酊感覚。LIVEだともっと酔いそう(垂涎)生で見たら倒れるかなあ。伊達に30年「ヤバく」在り続けてるわけじゃなかったな。でよく出来ててざわざわっとくる構成の佳曲なんだよなやっぱし(M3でそう来て、M4で…そう来るか!みたいな)。さらに若い時からこの声で、この発声で長期的に音源的にも毎回全然耳を裏切らない声(scream・笑)と曲のアルバム、のは実に凄いことであって、その至宝さの程度を表現するならトムジョーンズ(爆)、あるいは及ばずながら世界に一人、つか宇宙に一人、って春風亭柳昇師匠(何の喩えだ・笑)

 免許更新って誕生日の前後1ヶ月+1ヶ月のうちだから、否応なく自分も生年月日の記載を見ちゃうんだよね。もちろんロブ様の方がずっとお兄さんなので、私も遅ればせながらではありますが、bloodflowersの年配の気分がわかってきちゃったお年頃なのだ。壮絶に絶望的に沈むこともできる、しかし次の瞬間にはぶっとんじゃうこともできる。何もいらない、心一つ。まさか30代すぎてまだ生きてるなんて予想も計画もしてなかった我々が、これから「かっこよく老いていく」ために必要な「死にそうに辛い時に絶望的に耽美的な夢をイメージしながらでも生き続ける」ための音源や、「答えなんてわけわかんないんだけど、どうだろうと、生きててもいいことを許されてる」気分の感得、そういうのを教えてもらえる恩師みたいなもんで、このバンドがいて次のアルバムが出るなら、まだちょっとここで死ぬわけにはいかねえな、と命根性汚く未練が残る幾つかのバンドのうちの1つ。…なんて、1984年頃にはロブ様の写真見て「○%&$#(=後の「きもかわ」である)」とか思っても、24年後にそんな燦然とした位置にきてるなんて、全然考えてなかったよーん。不思議。感謝。(20081110)
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20081109

2008-11-09 | 閑話休題・本日の効果音

○(仕事から帰って、昨日のつづき)…それで、wonder stuffで検索してたら出てきたよ(笑)ちゃんと「裸のシェフ」の「効果音集」CDがあるのだね。
Cookin‘Jamie Olivers’music to cook by」(2001)
うーむ、さすがに懐かしい。さてこのオムニバスCDを買うべきか、それとも、家のCDからこの手の選曲でリッピングするか、どーするかだな(^^;;)。でもってBGMが手に入れば、今度はこんなhappy mondaysとか聴きながらスーパーマーケットに買い出しに行き、スクーターで帰って、フラットの階段を上って、台所で料理をすればよいのである。実況解説は日本語吹替:川島得愛氏の声の出演風にやってみてもいい(ふざけすぎ><)

 「(日本語吹替:)まず鍋のこの位まで水を入れて、5~600㏄かな、入れすぎない。乾燥昆布ははさみで切ってひたすんだ。あと、乾燥貝柱。ほたての型崩れので安いのがあって、買っておくといい。いい出汁が出るんだ、これも使う。準備完了。高野豆腐5~6切はお湯でもどしておいて、あとで使う。大根は2分の1か3分の1本で、皮をむいて縦4つに切っていちょう切り。人参は小さいの1本くらいを半月に切るんだ。さといもも皮をむくよ。市場ですっごくフレッシュなのがあって。見て!この肌!こんなに綺麗でしょ!さつまいものいいのもたくさんあった。後で別に煮付けを作る用に買ってきたけど、今日はこれも半本位入れよう。甘みがでるよ。今日はしめじも安かったから、下をとって割って入れる。 『(Q:女性の声)野菜は、何でもいいの?』  なんでもいいんだよ。いつも同じだと飽きるからね、その時その時で、旬のものなら、いろいろ試してみてもいいよ。しいたけ、ごぼう、冬じゃなければ切干大根だって、最高! それに今日買ってきた、この一掴みで50円、今朝とれた大根のつまみ菜、これもちょっとだけ、入れちゃおう。あと、ここに、丸天を切って入れる。ちくわでもいいよ。ごぼう巻ならごぼうから味も出る。鶏肉は少しだけ、味が出るように、削ぎ切りで。メインは野菜なんだ。あとは鍋を火にかけて、まず大根から入れていく。煮えてから、酒と塩と醤油とみりんで味を調えるんだけど、もどした高野豆腐は水を替えて絞って、細かく切っておいて、これはスープに味がついてから、後で入れる。簡単でしょ?火が通ると、ほら、こんなにスープが出てきた…うん、いい感じ」

 …ま、どー口調だけ真似ても全然、この番組に出てくるようなイギリスの料理のレシピじゃねえな(爆) 

なんて作り置きしてる間に午後11時台に。ケーブルCSで上記の再放送、CXで新堂本兄弟の放送中の時間だよん。 (20081109)

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20081108

2008-11-08 | 閑話休題・本日の効果音

○今週土日も会議とイベントで平日同様出勤。留守録で夜帰ってから見る。
 ・「不幸話を笑い飛ばせ!堂本光一所長プレゼンツ・アンラッキー研究所」(FBS、11/8、13:30~)
「悲惨だけと笑える」ってしょっぱなに言ってしまうとその段階でそれは「生ぬるい」のでは(笑)というツッコミ可(爆)。槇原さん(笑)。森公美子さんに関根勤さんの既視感。なんか10年前の日曜の昼を思い出すなあ。その時と同じようなのんびりした雰囲気だけで見ているのではない自分がいるのはなぜなのか。自分が歳をとったのか、悲惨なニュースばかりの日本全体がこの10年で笑えない程に不幸になっているのか。ただバブル全盛の頃だって別の意味で自分も家族もど不幸だったから、今自分が幸か不幸か一概には言えんがの。でも何か今は何かが違うよな。微温な笑いで不幸を忘却するってことはないな。などという不思議な感慨に。

 本日のBGM:The STONE ROSES 「She Bangs The Drums」(「The STONE ROSES」 、1989)(BVCM-37803(88697-03645-2)、2006.11.)
 井形慶子「イギリス式キッチン」(大和書房)で読んだところによると、イギリスは付加価値税が異様に高くて外食費が想像を絶する程に高い(日本も消費税上がるとそうなるんでしょうかな)らしく、家で作る方が安く、台所の窓先や庭先にハーブのプランターがあり、オーブンが主役で…みたいなことらしい…なんて文献を参考にするとお国柄の事情がよくわかるのであるが、また今週からフーディーズTVで「裸のシェフ」(BBC)の最初のシリーズ再放送が始まった。ジャミロクワイなんか出てくるのは新シリーズの方で、最初のシリーズなど特にBGMに超なつかしい音楽が流れる。突然スタイルカウンシルのイントロ(爆)とか、この「She Bangs The Drums」なんかもこないだ流れて、ちょっと笑った。まさにMTVだが結構レシピもわかってきてしまった(てんぷらの衣のさくっとしたのの作り方は、ちょっと桜井敦子さんゲストの回の「正直しんどい」の剛と桜井さんに教えてやってくれ、つかおまえら日本人なら知っとけよ!イギリス人でも知ってるぞ!(笑)みたいな勢いなのだが、ただ、チリ入り甘酢よりは天つゆで食べたかった・笑)のはともかくとして、雰囲気的にはこういう感じの音楽の気分で料理作ってる(台所も狭くてまだ庶民的^^)。きっと今30代のJamie Oliverが若い頃聞きまくったような80年代末~90年代音楽なんかを選んでるのか。自分もその昔、ちょうど上記のバブリーな時勢下でど貧乏だった頃に聴いていて、磨り減ってる(CDが?)はずの古い輸入盤が、思い出して棚で探したが見つからない。帰りにタワレコによったらセールで最近のリマスター盤なるものがあったから1枚get。やっぱ音はいい。確かに80年代のCDでリッピングなど落としてみると音が随分違うのがある。クリアにして聴くと音がつぶれないから、thousand yard stareもないかしら、などと。最初にCD買って聴いた頃(てか、実際はカセットテープに落としてwalkmanで連続聴取するわけだが、低音などは昔は効いていた印象がある)の感じを思い出す。そうか夏のgrapevineがとても良かった理由もこういう感じだからもしれん。ちょうどこのへんとかで、オアシスよりどっちかつうとブラーかシャーラタンズか、で、それよりもっと前のこのへんの連中が、自分の中では80年代と90年代のつなぎのような気がする。久しぶりに改めて聴くとclassicに基本だ、おさえとけ!みたいでいい。ほんっとにみんなコピーしたりしたんだろうなあ(笑)これ、みたいな。音色が渋く「さよなら悪者」とか「象石」とか「愚か者の黄金」もなかなかお洒落で(歌詞は怖くとも音色は)胃腸に心地よい。(この後の時期にくるゴリゴリグランジかヒップホップみたいなのになってくると、あんまり若頭シェフのレシピには合わない。もっと悪食というか(歌詞も音も)コーラとジャンクフードでがりがりに痩せてるか異様に太ってるかで胃が痛くなってきて死にそー、な音楽って感じになってくるでしょ・笑)

…それにしてもカセットwalkmanでこの盤を聴き倒していた頃は、headphoneで聴きながら仕事しても揺れても歩いても踊っても音が全然ブレないmp3シャッフル君の時代が来るなんて、思ってなかった。これはこれでしみじみと静かな驚きと感慨に打たれるね。(平成10年以降生まれ位の人にはこの種の感慨体験は味わえないのか。さらに遡ってみると、自分は生きてる間にモノラルからステレオへ、LPからCDへ、みたいに何度もびっくりして感動することが多くて、不幸や不便の中でそのつど楽しめてるのかもしれない。)(20081108)
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本日の効果音(41)風林火山opening theme(2007)/千住明

2007-03-13 | 閑話休題・本日の効果音

(41)NHK大河ドラマ 風林火山~opening theme~(2007)
サウンドトラック
千住明 NHK交響楽団 

このCDの価値は? 3000円前後
ジャケット☆☆☆ メロディー☆☆☆☆ プロモーションビデオというかオープニングでの煽り度☆☆☆☆ 総合評価☆☆☆☆

ここは良かった!  商品に関しては下のコメント参照↓
ここはいまいち・・ 決していまいちではないが、勘助のオープニングナレーションは入っていない。真似したい人はタイミングをカウントして自分で言ってみるべし。

コメント(※20070313の日記兼)
○夜遅く閉店寸前のタワレコに駆け込む。とりあえず予約もせなんだ不完全DVD限定盤は確保。一方、Endless以降の気合漲る座長の「Shock」サントラ盤もゴールドディスク大賞(http://www.golddisc.jp/award/21/index.html)2007サントラ部門に入ったそうで、確かに龍や階段のトコとかなかなかSE的にも使えるぞという点で理解。同様使えるサントラ、といえば今やはりこれだろう、というところでミーハーで恥ずかしいが今日一緒に買ってしまったの有り。千住明先生といえば(「人間・失格」「青の時代」では泣けなかったのだが)今関西で再放送されているらしい「Summer Snow」(今考えても掟破りの反則技である^^)や、「日本 映像の20世紀」(各県編のオンエア時の昭和史のだいたいラスト5分間あたり毎週、来るT_T)において、この拙者の硬度を誇る鋼鉄の涙腺がゆるゆると緩み泣かされた記憶がある。そんなふうに当たる時はすこぶる当たる「琴線に触れるフレーズ」をかましてくるコンポーザーであり、坂田晃一先生やモリコーネ先生のように憎いのである。で「はぁるのぶさん?」の池脇千鶴先生も出てるとすればこりゃキそーな(><)、てなわけで千住明先生の風林火山サントラである。(以下「本日の効果音」枠として、時間がないのでここに書いちゃう。)CDがこれがまた組曲的に複数の印象的かつ効果的な美メロがそれぞれあり、メインテーマもそれを複合させたものとして非常によく出来ていることがわかった。戦国合戦モノとはいえ数年前の何とかサムライ以後の「猫も杓子もHans Zimmer流」とは違って決して大味ではない。長調の壮大な奴などもやっぱり千住節炸裂である。脚本だけでなく、オトが打ち込みでごまかさないでこれだけ真っ向勝負フルオケだと、なかなか来週も期待できていいんじゃないかな?そんな凄い曲だというのに、それにもかかわらずというかさらにというか、誰が言ったか知らないが今ネット上で妙に都市伝説になっているものの一つ「♪コッペパーン、ジャム塗ったらあーんパーン♪」(続きもあるらしいが略)と聴こえるという説(爆)も看過できない。ジャムパンじゃなくてなぜあんパンなのか、という論理的疑問はさておき、悲壮美旋律映像テロップとのギャップで腹が痛い。意味不明な方は一度日曜夜8時に確認されてもよし。 (20070313)
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本日の効果音(40)Getting Away With It (1990)/electronic

2006-06-14 | 閑話休題・本日の効果音

(40)Getting Away With It (1990)
テクノというかPOP 投稿日:2006/06/14 23:04
アーティスト名 electronic
どんな時に聞きたい? リラックスしたい時

ここは良かった! electronic 「electronic」 (Warner Bros./ 9 26387-2)(1991)
 名曲M8「get the message」はイントロのギターでも有名。その他の収録曲も結構好きである。
ここはいまいち・・
1990~91年頃のこういう音楽は、その電子音度数といい、90年代その後のギターロック志向からは「軟弱」「ヘタレ」といわれるようで、評価が低いらしい。そこに問題を感じる。しかし私はソビエト連邦崩壊~湾岸戦争開始あたりのこの「欧州の憂愁美」な感じ、良質なpop musicぶりが好きだ。やっぱ大伴良則先生にラジオでふきこまれたせいか。ちなみにテクノというよりエレクトリック・ポップってやつだろうか。

このCDの価値は? 1500円~2000円
ジャケット☆☆☆ 歌詞☆☆☆ メロディー☆☆☆ プロモーションビデオ☆☆☆ 総合評価☆☆☆☆

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 マイケル・フランクスもバーナード・サムナーも基本的にズルい。決して「うまい歌い手」ではないと知られているのに、もはや「無二の歌い手」ということになってしまっている。perfect kissなんか20年前に最初に偶然遭遇して耳に入った時は、Joy DivisionからNew Orderのコンテクスト的なことは一切学習する前だったから正直「…ジャンケンで負けたのか?」みたいに思っていた(すまん)。日本の日産の車のCM音楽としてKrafityなんかを聴くようになった昨今、改めてその歌声を聴いても、ちっきしょう、にくいぜ、という感さえ味わう。やはり曲そのものが佳曲だからだろう。
 殊に、このgetting away with itは、このへろへろした声で「おん、ぱーぱす♪」(笑)とか、しかたなさそうに歌われるからこそ、詞にぴったりで泣けてくる。これ以上に上手そうな人、例えばコーラスのNeil Tennant氏の方がリードをとってしまっては、この「微妙に情けない感じ」にはならなかっただろう。むしろニール先生がコーラスでちょいとしたエッセンス的に優しく寄り添う(?)というところがミソで効果的なのだった。バーニー氏の歌だから出来る芸当、その上にさらにへなちょこ度を盛り上げるこれまたしかたなさそうに美しいストリングスが、秀逸なバランスを作っている。凄いとしかいいようがない。梅雨の晴れ間にふと聴こえてくる、という感じでBGMに。教訓:やはり「歌は心」。

(付記20070519)その後PVはYou Tubeで探して見た。表情が「ダメなボク」的に陶酔してるのもよい感じ(笑)。
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