樹上作業はかなり真剣

2012-08-27 07:50:22 | ヤナバ生活
 念願の樹上作業を始めました。 2段伸ばしのハシゴの届く更に上の樹の股まで登って、余裕のポーズで写真を撮ってもらおうとしたけれど、途中に枝を伸ばした木の葉っぱが顔の前にちらほらしていて、なんだか顔にモザイク入れた効果になってしまい、 表情が良くわかりません。

 下から見上げるアングルの写真では凄い高さでの作業の様に感じられますが、 20mのザイルが折り返して、その両端は地上に届いていたから、 作業している足元の位置は地上から8mほどの場所で見掛けほどの高さではありません。



 しかし、 上に登って間近で切断予定の箇所を見ると”枝”と言っても直径は20cm以上はありそうです。 これを手で鋸を使って伐るのは時間が掛かりそうですよ。

 神社の境内で樹上伐採していた職人さんが使って居たチェーンソーは樹上で起動紐をクイッと引くと軽くエンジンがかかる物を使用していたけれど、山荘で薪の切断に使っている奴はかなり力を入れて紐を引かないとエンジンがかからない。 不安定な樹上でエンジンの始動は無理な話。 そこでショージ君に地面でエンジンを起動させて貰って、 エンジンが掛かったチェーンソーをロープで釣り上げて使う方法を提案したのだけれど、「伐るのは良いけれど、かなり高い樹上でチェーンソー使うのは危険すぎるからダメ!」 「時間は掛かっても安全な鋸を使って下さい」 と却下されちゃいました。 なにか上手い方法を考えなくちゃ。
 

 最初は2段伸ばしのハシゴの上に更に別のハシゴを持ち上げて高い所まで足場を作ろうと試みたけれど、腕力不足もあって上手くハシゴの追加が出来ずに「骨折り損のくたびれ儲け」になってしまいました。 そんな事でだいぶ時間をロスしたで、この日は枝を切るところ迄作業は進められませんでした。

 ハシゴの先は切断目標箇所に手が届く所までいわゆる木登りして登り、 そこにロープで確保点を設けた後、 職人さんがやっていたように、竹竿で作った鈎掛けを使い、別の枝の二股ザイルを通してし、切断する枝の途中にザイルの末端を結び付ける作業、 つまり切断後に切り離された樹の枝が作業者の制御のもとに、ゆっくりと降下するような下準備をして作業を終了しました。(実際の所、これをやってみたかったのですよ、切るのはオマケ



 ところで使用したザイルは沢登りに使って居た直径12mmの細めのやつ。 近くで見ると切断予定部分の枝は太さがあって重量もありそう、 思惑通りにユックリ安全に降ろす事が出来るか、「ザイルが切れてドサッと落ちてしまう可能性もありそうだな・・・」と少し心配しながら  実際の切断作業は水曜日を待つことになりました。
 

 今日の作業を時々見守り、写真撮影をしてくれたショージ君の言葉、 「 タナカさんの顔、いつに無く真剣でしたよ 」だってさ。

 いつもは眼鏡を掛けている僕が、「今日の樹上作業中は眼鏡は外していたから、 普段見慣れた顔が違って見えたんじゃないかい?」 とも想うけれど、 昼食後にはなんだかとても眠くて、「ともかく昼寝!!」 そんな気分で作業着のまま暫しの午睡をとりましたから、「かなり真剣に作業してたのかな?」とも想いす。
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