コーミソース・濃い口・デラックス

2012-08-24 20:34:40 | ヤナバ生活
 お盆休みには大勢で賑わっていた佐野坂にある名古屋の隠居の別荘も、今は独り隠居が残っているだけ。 奥さんからは「お父さんは19日からは独りで居るで、またタナカさん遊びに来て上げてちょ」そんな風に言われていたので、先日の午前中、10時休みしても良い頃合いに訪ねてみました。

 僕は勝手に隠居と呼んでいるけれど、身体が丈夫な働き者で、その日も庭仕事に精をだしていました。 でも訪ねて行ったら「ああー仕事すると、暑い暑い」、「少し休みますか」と作業を中断して家に招き入れてくれた。

 僕は台所を借りて 持って行った甘味噌仕立てのペーストを乗せたそば粉の薄焼きを皿に切り分けたり、 金糸瓜の茹でた果肉をソーメン状にほぐしてガラスの器に盛りつけポン酢を掛けたり、勝手知ったる他人の家モードでおやつを用意して、午前の休憩の一時を御一緒して来ました。

 その休憩の時に、別荘での麻雀の話題になりました。 僕も混ぜて貰って負けたその勝負ですが、 点棒のやり取りの他に、負けた人は上がった人にプラスチックチップを1枚づつ渡すのです。 そして精算の時にはチップ1枚に付き百円だったかの割合で支払います。 まあその時は点棒の計算を千点50円から100円にでもすれば、「チップなんて余分な事をしなくとも・・・」 そう感じていたものですが・・・

 しかし隠居の話によると、 それぞれは別会計で扱って、チップのやり取りで集めたお金は一緒に別荘にやって来て、買い物や食事の用意などをしてくれる奥さん達女性に「ありがとう!!」の気持ちで渡しているのだそうです。

 そして名古屋の隠居宅には麻雀専用の茶室みたいな建物があるらしいのだが、そこでの麻雀でも点棒とチップの精算は別会計で扱って、 チップ分の金額は積み立てておき、 専用建物の電気代などの維持管理費用に充てているのだそうです。 こんな話は名古屋方面の人達の生活様式を垣間見る想いで興味深く聴きいりました。

 そして生活様式と言えばもう一つ、 ソースへの拘りも興味深かかったですよ。 僕が持って行った甘味噌を乗せたそば粉の薄焼きにも、隠居が出してくれた野菜の天麩羅にもソースを掛けて食べるのです。

 そしてソースの銘柄は ”コーミソース・こいくち・デラックス

 隠居の評価に寄ると「名古屋でソースと言えば、”カゴメ”か”コーミ”じゃが、コーミの方が上じゃでなー」だそうですよ。 ブルドッグなんて「それって何?!」の世界があるのですね。


 その名古屋の暑さを避けて佐野坂の別荘に来ている隠居も今週末には帰宅すると言っています。 僕も今月末には東京に戻る予定です。 簗場での山荘生活も残す所あと1週間となりました。
 
 
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