ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

我々はどこから来たのか

2019-10-14 02:11:39 | 日記
そしてタイトルはこう続く ・・・ 「我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。
ご存じ、Paul Gauguin が描いた絵画の名称だ。


僕は海岸沿いの田舎町で生まれ育った。
大学進学で上京したが、H先生に勧められるまま地元の公立大学を選択していれば、そのまま地元で就職して、地元のまま人生を終えたかも知れない。


人生には様々な力が作用する。
中でも最も大きな力は、瞬間瞬間における自らの選択だろう。

やり直したいことなど何一つないけど、可能であれば戻ってみたい時間がある。
勿論、大好きな 〝今〟 を変えないように細心の注意を払いながら。


僕の 〝今〟 は、僕が数限りなく重ねてきた選択による不可逆的最先端にある。
それでも考えずにはいられない。

あのとき一緒に行っていたら?   あのとき意地を張らなければ?  あのとき偶然ではないことに気付いていたら?  あのとき自分に正直になっていれば?  あのとき一人でエントランスを出ていたら?  あのときもう一言言えていたら?


こんな夜は、吉田拓郎さんの曲 〝制服〟 の歌詞が沁みる。

  初めから都会へ出て行かなければ
  いつまでも都会でなくてすんだのに


人生も、今この瞬間も一度きり。
「やり直しがきかないからこそ人生は素晴らしい」 って誰かさんが言っていたな。




決して結論に辿り着くことのない自問を続けてしまうのは、秋のせいなんだろうか。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする