ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

ONKYO C-7000R で再認識した電源の重要性

2014-02-22 21:17:37 | 日記
CD プレーヤーを買い替えました。 ONKYO のかつてのフラッグシップ C-1VL が細やかで澄み切った音であったのに対し、C-7000R の音は骨太でコントラストが明確だ。 一概には言えないことだが、Wolfson WM8740 と Burr-Brown PCM1792 のトレンドとも一致する。


量感と制動感を両立させた低音~中低音。 ボーカルを生々しく浮かび上がらせる明瞭で潤いのある中音。 爽やかな高音はシンバルの金属音もリアルだが、粗雑さは一切ない。 但し、中音と高音とを繋ぐ中高音は少々モノクロでトロンとしたトーンである。


設置当初は大容量のテーブルタップを介し電源をとっていたが、試しに壁コンセントへ直に接続してみたところ、中高音が色彩豊かになり、CD では聴くに堪えなく何年も放置していた曲が、アナログディスクで聴いていた頃のような魅力的な音に変貌した。

この変化は 「 電力を必要とするから 」 と、元々壁コンセントへ直に接続していたアンプよりも顕著で、改めて電源の重要性を思い知ることとなる。


ちなみに、試聴のうえ比較検討した Accuphase DP-510 の価格は C-7000R の倍以上。 驚くことに、C-7000R は DP-510 よりも繊細で瑞々しい音を出す。 高額品ほど粗利益額も高いと仮定すれば、間違いなくショップ泣かせの CD プレーヤーだろう。 低音がややソフトなところが好みの分かれ目か。



音のクオリティ、音楽性、音場感のいずれをとっても素晴らしい C-7000R だが、唯一の欠点は不良品の存在。 実は 2 回も新品交換を行っている。

1 台目はフロントパネルのキズ。 2 台目は完全な不良品で、リモコンで選曲をした際、曲が始まる直前にノイズが出たし、ごく一部だが選曲機能自体が壊れていた。 微弱なレベルではあるものの音圧が不安定で、前述のモノクロ感が更に酷く、かつ中音域にまで及んでいて、壁コンセントへの直接続でも改善困難なレベルだったし、ピアノが時々歪んだ。




発売当初はともかく、これほど優れた製品が今既に話題に上らない状態なのは不良品を 「 こんなものだろう 」 と誤って使い続けているユーザーがいるからではないだろうか ・・・ 。







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序章に過ぎなかった火曜日の降雪

2014-02-09 20:20:59 | 日記

日曜日に前泊付きの出張が決まり、その代休として先週火曜日に休んだら、この雪 ! 何だか得した気分 ( 不謹慎!) で、暖かい部屋から窓外の白化粧を見ながらビールを一杯。 あ~幸せ。

さてさて、土曜日は大風雪の予報。 心配だったのか、目覚ましをセットした時刻の 2 時間前に起き、まさかと思って窓外を見たら、火曜日より積もってる。

更に、TV の予報では、出張先は昼から雨に、地元は段々降雪量が増え、日曜日の午前中まで降り積もるとか。 僕は、できる限り早く出発して、できる限り早く新幹線で出張先まで到達することを決意した。

シャワーを浴び、洗濯を始めると、前日に準備しておいた旅行鞄が気になり出した。 新幹線が大幅遅延した際、手荷物はうっとうしい。 僕は即刻、最低必要なものだけを通勤鞄に詰め替え、家を出た。 幸い、まだあまり積もっておらず、降雪量も小康状態だ。

30 分程で某新幹線駅に到着し、乗車する便を変更し、改札を通る際に駅員に訊くと 「 10 分から 20 分の遅れは出ると思いますが大丈夫です 」 との回答。 なら、変更しなくても良かったか、などと考えながら、予定より丁度 2 時間前の便に乗り込み、出張先へと向かった。

途中駅で車両下部の雪落としと点検を行ったが、静岡あたりで雪は雨になっていた。 結局 25 分遅れで出張先に到着すると、そこも雨。 僕は、予定した私用を済ませるため某私鉄駅へと移動し、全く遅延していない電車へとスムーズに乗換え、T さん宅へ向かった。

T さんは自宅最寄駅まで車で迎えに来てくれていた。 程なく T さん宅へ到着して、オリンピック中継のついでにニュースを見たら、東京は壊滅状態だ。 何と 45 年ぶりの大雪 ? 新幹線も最大 90 分の遅れだとか ・・・ やはり ・・・ 早く出て正解だったのだ。

そして今日は快晴。 ゆっくりとホテルを出て、目前の駅から某地下鉄駅へ移動。 そして、駅と直結するビルの 9 階で仕事を済ませ、18 時過ぎに自宅最寄駅へ到着したら ・・・ そこは雪国だった ・・・ 。

自宅までの 3 分半程の歩道には雪が残り、車道の両端にはうず高く雪が積まれている。 特にカーブには 1 メートル以上の雪山がそびえ立っていた。

駅前のアーケードを過ぎると、自宅まで屋根のない歩道が 1 分半ほど続く。 僕はシャーベット状に残った雪に注意深く足を踏み下ろしながら帰宅した。

 

明日の朝は間違いなく凍結してるな ・・・ 。

 

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親子 3 人が選んだ教習所

2014-02-02 10:17:44 | 日記

1 年の就職浪人の末、難関を突破して希望通りの就職を決めた下の子が、遅ればせながら教習所へ通うことになった。

通いが可能なのは To… 教習所と Ta… 教習所の 2 つ。 To… 教習所は自宅最寄駅から 2 駅という近さ。 Ta… 教習所は、かつて子供達 2 人が通った近所の小学校から無料のスクールバスに乗って 30 分ほど。 でもって、下の子が選んだ教習所は後者だ。

それは大学時代の僕が通い、その後、上の子も通った教習所。 25 歳のときに転職したこと、更に馴染みのあるエリアに戻り住んだことが、親子 3 人、同じ教習所へ通う、という珍しいケースに繋がった。

久しぶりの景色。 ログハウス風に改装されたエントランスと屋内。 上の子の手続きに来たとき左手奥にあったウンターは右手奥に移設され、空いたスペースは待合ソファとトイレに。 僕の通った頃のカウンター内はマナーの悪い中年女性ばかりだったが、今は教育度の高い 20 代の女性が応対をしている。

程なく呼ばれた下の子がカウンター奥の席へ。 遠目に見る横顔は、ちょっと大人びて見える。 その後、書類が出来上がるまでの間、ふと窓外を見ると、そこには相変わらずの風景が広がっていた。

もちろん、車が違う。 僕の頃は黒塗りの車体で、コラムシフトだった。 今は赤と白 ・・・ マニュアルとオートマとで色分けしてるのかな? ルーフの番号は、何と着脱可能に。 うーん、合理的でよろしい ・・・ 陽だまりの中の 1 時間はあっという間に過ぎる。

いよいよ手続きが終わり、昼食を食べにいくことに。 僕はちょっと遠回りを提案。 教習所の最寄り駅には飲食店がほとんどないのだ。 そして大昔、僕が教習所へと通ったその道を歩き、途中、大学時代に住んでいたアパートを左手に懐かしく見ながら、S 駅へと向かった。

 

こんな、陽だまりのような日を “ 幸せ ” と言うのだろう。

 

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