病室にて

動かない身体に管や電線がいくつも繋がれ、右目を開けて顔をこちらに向けるのが精一杯なんて、辛かったよね。

「まだまだ生きなきゃね」って口にしたけど、内心では「もう十分頑張ったから、辛かったらもういいよ」と言ってましたよ。


言葉も話せなくなって、唸り声で応える貴方は、４年前に果たした早期リタイアの話をした瞬間、この日一番大きな声で応えてくれました。

余程気掛かりだったのでしょうね。　楽しくやっているから安心してね。

この様子を Kさんがビデオに撮ってくれていて、最期の日の大切なひと時を Tさん宅で観ましたよ。


コロナ渦にも拘らず、翌々日には地元の親しかった方々が１０名以上集まってくれました。

外出好き、話し好きな貴方だから嬉しかったでしょう。




また週末に伺いますからね。

いよいよ Sくん、Mくんにも会えますよ。

お疲れ様でした 本当にありがとう

会えてよかった。
その日は家族の最終電車。

涙を流してくれて、精一杯の声で応えてくれてありがとう。

顔を近付けて、髪の毛をなでで、肩をさすってあげられてよかった。
別れてから数時間後なんて、待っていてくれたの？


最期の日、特例で面会させてくださった病院の皆様に感謝します。


面会時間切れの別れ際に、貴方が眼を下向きに動かせないことに気付き、貴方の目前に戻って「また来るからね」と言えてよかった。


外に出てひとと話をするのが大好きだったから、手も足も動かせなくなって、いよいよ身体に管を付けられ酸素マスクじゃ辛かったでしょう。




ぼろぼろの声で伝えた通り、すぐに会いにいきますからね。

待っていてくださいね。

歴戦の勇士

電子レンジ内部を清拭していたら、右奥から「コロコロ」？？？

驚いてキッチンタオルで摘まみ出すと、思いのほか軽い。
幼少の頃に見たカマキリの卵のような質感の物体が香ばしい匂いを漂わせている♪


それは歴戦の勇士。
度重なるマイクロウエーブ照射に耐え、水分子振動でカラカラに乾いて焦げていた。

恐らく〝鶏の唐揚げ（冷凍食品）〟の欠片だろう。


電子レンジ内のクリーニングは週一ペースで行っている。
とすると、最長７日間分の調理にお付き合いいただいた可能性も 。。。




床に直置きだから、奥が見づらいんだよね。
まー、使ったら毎回隅々まで確認することにしよう。

いよいよ病院へ

前々回、前回と書いた〝後頭部から右こめかみに移動して継続する頭痛〟を診てもらおうと、早速病院へ電話をしました。

症状を伝え、看護師と相談された結果、「ワクチン接種後の頭痛は内科で」「突発的な症状の場合は予約ではなく来院され診察を受けていただく形になります」との回答。


尚、表示されるこちらの電話番号で検索されたようで、診察券の番号を訊かれ「話が早いな」と一安心。

最早で診てもらうため、そのまま歯を磨いて病院へ向かいました。


エントランスホールの受付で新型コロナウイルスに関する質問文に記入し、渡された書類を内科受付に渡すと、ここでは改めての体温測定と頭痛に関する予診。

完了して受付に返し、「結構待ちますか？」と訊いたところ、受付の女性はデスクのPC画面（予約状況？）を確認した上、「そうなるかも知れません」との回答。


ところが ・・・ ほぼ待たずに呼ばれました♪
ドアを開けると、そこにいたのは見るからに体育系の明るい医師で、丁寧な質問が続きます。

中学時代に発症した重度の偏頭痛のことまで伝え終えると、後半の質問は明らかに脳内の出血を疑ったものに。


最後にその医師と腕の引っ張り合い（医師の腕が太くて思わず「〇〇さん（← 医師の名前）には負けますよ」と言ってしまった（笑））をしたり、舌を出したり、視点確認、発音確認をしてもらうと、「麻痺はありませんね」「急を要する状態ではないでしょう」とのこと。

その場で MRI の予約をして受付へ戻り、精算して帰宅。




良い病院が徒歩数分という至近さで、本当に良かった。
さてさて、どうなることやら 。。。

二日酔い？ 副反応？

前回書いた通り、２回目の新型コロナワクチン接種後の某日、かなり飲みました。
お陰様で、重篤な二日酔いになり、酷い頭痛に 。。。

実は、この頭痛が続いています。
「もしかしたらワクチンの副反応？」とも考えたものの、元々偏頭痛持ちだったため、無関心でいました。


僕の偏頭痛は元々重度で、発症は中学２年生の時。

その症状は、視野の中心付近に眩しい光を見た後のような黄色い点が表れ、これが緑の縁取りをもって蔓のように拡がり、一部は垂れ下がって時計のゼンマイが鼓動に合わせて揺れるように脈打ちながら、やがて視野を埋め尽くし、最終的には視界は真っ暗（盲目）に ・・・ 。

その後、ガラスの破片がゆっくりと霧状になって消失していくように徐々に視野が蘇り、回復した頃には頭痛と吐き気がやってくる。

「いつ盲目になるか分らない」という不安と失望で、高校の志願変更を２回（第一志望 → ランクを落とした高校へ変更 → 第一志望に戻す）行うことになりました。



鎮痛剤が効くのは軽度の偏頭痛。　僕のような重度の偏頭痛には全く役に立ちません。

重度の偏頭痛は、医師の診断により処方される麦角アルカロイド〝エルゴタミン（かの幻覚剤〝LSD〟の前駆体）〟でようやく症状が軽減します。



そんな僕は〝頭痛〟が身近になり過ぎて軽視する傾向に。


但し今回の頭痛は、左肘をついて横になっていると痛みが増し、痛む箇所が３日ほどで後頭部下方から右のこめかみに移動するという特殊なもの。

ということで、至近の病院で診てもらうことにしました。
連絡をして、近々に予約が取れなければ、即日行ってきます。




年を取るといろいろありますね…