ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

ハウスクリーニング 2020

2020-11-28 00:27:54 | 日記
今年も N社を通じ、Nさんが担当になりました。
でも、ちょっと様子が違う。

先ず覇気がない、そして掃き出し窓のサッシを外さない。
訊けば、腰痛が悪化して重い窓が持てなくなった、とのこと。


近所の店で一緒に昼食をとり、部屋へ戻ってコーヒーを飲んでいると「出来たことが出来なくなった」と寂しそうにポツリ。

窓が重なるサッシのレール中央部分を洗浄できないことが悔やまれるとのこと。 どうやら、覇気がなくなった原因はこれ。


勿論、仕事は丁寧で徹底的。
依頼した箇所はいずれもピカピカ!

地方自治の問題、国際問題にも詳しく、現場現実現物の話ができる、僕の周りでは数少ない大人。

ぜひ来年もお願いしたい。



ひとは誰も必ず、確実に年を取る。
そんな悲しい変化を色々と感じさせる晩秋の風は荒れ模様 ・・・ 。







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明後日にはまた行きますね

2020-11-22 21:59:24 | 日記
Sくんから大切なフォトが届きました。
改めてプリントしてもらったものです。

今日配送されたオルゴールのフレームに収納しましたよ。
サイズもピッタリ♪


因みに曲は、母が若かった頃に目覚まし時計のオルゴールに合わせてよく歌っていた「 L'amour c'est pour rien」が見つからなかったので、やはり母が好きだった「Nocturnes Nocturne No.2 Es-Dur Op.9-2 」にしました。

認知症が進んでいても、写っている2人が誰なのか、曲が何なのか分かると信じる。


実はプリントは2枚。
もう1枚はミニアルバムに、父さんと母さんの写真と向かい合わせにしておきましたよ。 こうしたかった。



「ひとは遺伝子の方舟」・・・ これは、かの高須クリニック 高須克弥院長の言葉。
そういえば、2010年1月10日、ブログにこんなことを書きました。




「先週、突然動かなくなった腕時計の電池交換で地元のメガネ店へ。 10年以上の付き合いがある店だ。 店主も店内も変わらない。 ほどなく交換が済み、そのまま徒歩で帰った。

表通りから左手へ階段を上がり、遊歩道を歩く。 この道を家に向かって歩いたのは何年ぶりだろう。 かつて映画を見たり買い物に行った帰りに、子供の手を引いて何度も何度も歩いた道・・・。

途中、ちょっとした公園スペースがある。 左に公衆トイレ、右にベンチ。 そして左に空き地・・・ここに越してきた当時は大きく太いバネのついた木馬もあった。 公園の先には芝生をよけるように外周を描く石の歩道。

そんなに遠くない将来、僕も突然動かなくなるかもしれない。 でもそれでいいのだ。 僕には十分過ぎるほどの思い出がある」




でもそれでいいのだ。

父さんも母さんも僕の中に、Sくんの中に、Mくんの中に、そして Sちゃんの中に引き継がれている。







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門のところで待っていてくれた

2020-11-14 00:04:53 | 日記
先ず、母さんには謝っておかないとね。

11ヶ月ぶりに会うのに、掛け布団がめくられ紙おむつを着けた痩せた足が見えている最中に、看護師に促されるまま病室に入ってしまってごめんなさい。

勿論、子供2人が久しぶりに訪ねてきたのに、親らしいことができない不甲斐なさもあったでしょう。

でも、そんなことより、お洒落だった母さんだから恥ずかしくて辛くて「こんなになっちゃってごめんねー」「ただ寝てることしかできんのよー」って言ったんだよね。

どんな姿でいても、別人のような声になっても、品があって綺麗だと思うよ。
寝たきりで腕も足も動かなくても、母さんは母さん。
僕は母さんの息子だし、Yちゃんは母さんの娘だからね。



帰途に就く直前、久しぶりに見る生まれ育った家。
僕がいた頃は、門なんてなかったけど。

一瞬、込み上げるものがあった。
沢山の花を咲かせた傍らの木が、母さんのようだったから。
その姿は「ようやく来た。 待ってたわー」と以前の声で笑いながら言っているように見えた。

ほぼ同時に、 Tちゃんも「母さんが立っているみたいでしょう」と口にした。


ところで、不思議なことが起きていたよ。
スマホで連写した画像をチェックしたら、最初に撮ったのと一瞬後のが違うんだよね。


上方の枝は頭を下げ、下方の枝は頭を上げている。
まるで花がこちらを見ようとしているかのように、少しだけど明らかに。

風のせい? でも、中ほどに咲く一輪の動きはなかなかないでしょう。


こうやって並べてしまうと分り辛いけど、左のフォトから右のフォトへ切り替えるとはっきり分かる。
↓  ↓  ↓




やっぱり、ずっと待っていたんだよね。

本当にごめんね。 そしてありがとう。







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母さん、ありがとう

2020-11-12 06:41:11 | 日記
辛かったなー。 コロナ禍で病院は面会禁止だから。
退院~ホーム入居の手伝いという名目で、ようやく会うことができたね。

退院といっても、回復の見込みがないから。


最後に電話で話したのは8月31日。
自分で立って受話器を取ってくれてありがとう。
滑舌よく、色んなことを話してくれてありがとう。

少しの間でこんなに変わっちゃうんだね。


久しぶりに顔を見せた瞬間、奇跡的に母さんに戻ってくれてありがとう。
「まー、よく来られたねー」「こんなになっちゃってごめんねー」「ただ寝てることしかできんのよー」と泣いてくれてありがとう。


その後は目が虚ろだったよ。 途中で寝ちゃうし。
ずっと誰にも会えなかったところに突然、6人も押し掛けたら、疲れちゃうよね。

でも、誰の名前も覚えていないのに、奇跡的に僕のことだけは「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、わたしのこども」と始終言ってくれてありがとう。


腕も足も動かない母さん。
手を握ると、弱々しく握り返してくれてありがとう。
最初は僕の手が冷えていて、「ほー、冷たいわー」って笑ってくれてありがとう。

寝たきりで小さく痩せて、言葉もはっきりしないけど、僕は奇跡を信じる。
ひとは最期まで「子供」を、「家族」を認識しているはずだ。

だって僕もいずれ、母さんのようになるからね。
「独り」は嫌だからね。


何度も僕の方を見てくれてありがとう。
Yちゃんも「〇〇ちゃんのことを見てるよ」って言うから、僕もずっとそれに応えたかったけど、どうにも我慢しきれなくなりそうで続かなくてごめんね。

せっかくの退院なのに、涙ボロボロじゃマズい。
ようやく会えたし、また暫く会えないから、せめて笑顔で。


そうそう、景色のいい部屋で良かったね。
入居後初めての昼食のカレーライスは美味しかったかな?


ホームも基本的に面会は限定されているんだよね。
まー、何とか許可をとって会いに行きますよ。
10月に厚労省が面会制限を緩和してくれてよかった。

事務所を通せば電話もできるんだって。
電話の場所がエントランスだから、冬場は暖かい昼間にするね。

もう長電話はできないね。
ホーム側に迷惑だろうから、月1かな。
月1でも、皆がかけると結構な回数になるから。


帰りに、墓参りをしたよ。
水も湯呑も花も綺麗にして、「万が一、電車内や雑踏で拾ったコロナを母さんに感染させてしまうといけないから」と、出席を自粛した父さんの七回忌を遅ればせながら。


そして、あの家に寄ってきました。
家に帰っても母さんがいないって何だか不思議だね。

かつて風呂があった場所、かつて裏の家の玄関があった場所。
かつて僕をおぶって、笑顔で何度も何度もそこを走って往復してくれてありがとう。


よかった、地元近くへ頻繁に出張したときに会っておいて。
よかった、昨年末の結婚式で隣に座って話しておいて。
よかった、毎月長電話しておいて。


貴方は僕の掛け替えのない母親です。
本当にありがとう。




帰りの新幹線車内は糸が切れて嗚咽。
幸い空席が多かったけど、近隣の席の皆様には申し訳ない …







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月一の記帳

2020-11-08 01:15:39 | 日記
本当はこの日の予定じゃなかったんだけど、強引な晴天に促されて、早起きに洗濯に外出 ・・・ そして記帳。


先ずは駅前の A行へ。 月末土曜日の午前中はガラガラ。
記帳を済ませたら駅へ。

電車を待っている間の直射日光はちょっと暑い。
電車で移動して、久々にディープな商店街を散策したら、B行、C行のある場所へ。


B行は待ち人なし。 C行は少し待って記帳完了!
ついでに駅前の大型店と、斜め前の100円ショップで、ネットスーパーで扱いのない商品を購入。

一通りブラブラしたら、外食もせず帰途に就く。
どうしても食べたい食材を買っておいてあるので、ちょっと楽しみ。


当日〝らしい〟景色をあちこちで色々撮ったけど、やはりこの店は秀逸。
但し、明日には跡形もなくなり、クリスマスへとまっしぐら。


自宅最寄駅へ戻り、少し遠回りして帰る途中、近所の薬局で消臭機能付防虫剤を購入。
これ、大体品揃えから外れているんだよね。

このところ道端で会って挨拶する程度だったご高齢の奥様に接客してもらった。
う~ん、上品で人当たりが良く、この方がいらっしゃるだけで良い店だと感じる。

そして、この方はダイナミックでもある。
いつもながら、売価より数十%(!)も値引きした上、小銭が増えないようお釣りの端数を切り上げてくれる。

しかし、今回はオマケし過ぎ。 でも、ご厚意に甘えておきます。


帰宅してウイルススキャン完了を見届け、記帳データ、手持ち現金を管理表に入力。
結果は勿論 Good!

そりゃ生きていれば何かとあるけど、家族の努力と幸せ、緻密な資産計画に感謝 ♪




洗濯物を取り込み、データ移行を済ませ、バックアップを始めたらベランダで一杯 ♫
こんな日の夕刻はとりわけ綺麗だ。







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