都合の良い出張

一昨日は某都市へ出張。　そしてその日は金曜日。　でもって帰りは途中下車して故郷を訪れ、父母宅で一泊してきました。

故郷最寄の都市駅近辺では定期的に会議があるんだけど、いつも金曜日でない平日。　以前も書いたとおり、僕は毎回その会場から電車で40分ほど離れた故郷へ行き、1～2時間だけ立ち寄り、急いで帰途へ、といった「瞬間帰省」の形でしか会っていない。　だから今回のように一泊しながら父母とゆっくり話すのは久しぶりのこと。

瞬間帰省では・・・母上は年齢から考えるとバケモノ（失礼！（笑））のように元気だけど、父上はいつも力なく寡黙でいる。　そんな父上も時間をかければ嬉しそうに話をしてくれた。　表情も話し方も以前と変わらぬ父上の姿に大満足。

帰途にはいつも「今、電車に乗りました」「今、○○駅に着きました」「今、○○線に乗りました」などと自宅へ付くまで母上の携帯に実況中継のようなメールを送っているんだけど、「父上にもよろしくお伝え下さい」と送ったら、「となりでわらっていますよ」との返信があり、嬉しく感じつつ、いつもの「瞬間帰省」を申し訳なく思った。

父母はいよいよパソコンを買う気になっているらしい。　携帯メールをスピーディーに返す母上・・・高齢になってからパソコンを始める父母・・・僕の将来像は、これほどアグレッシブじゃないだろう。


近くに、昔からお付き合いがある「安くはないけど、アフターフォローばっちりの個人店」があって良かったね。

Aさん、さようなら

今から7年前、僕は転職を決意した。　当時の上司はO。　Oはミスが多い上、自分が犯した過ちを部下のせいにして平気な人物だ。　僕も、Oの失敗の応急で苦慮して相談に行ったところ、Oは応接室で事情を知らない他の役員と談笑しながら「対処ができないのはオマエが悪い」と叱られたこともある。　幸運にも、たまたま同業他社から熱烈な誘いを受けていた僕は、既に辞表を提出するだけの状態だった。

僕の大切な仲間だったMさんも、そんなOに罪を着せられた。　Oは、Mさんが全てを把握していることを知りながら、Mさんを会議室の傍らに立たせ、役員一同の前で堂々と中傷した。　当時、こういった場面における僕らは、驚くほど無口だった。　役員の意向で、会社全体が「上司を立てることが部下の役割」「言い訳しないことが美徳」といった社訓に強く支配されていたのだ。

Mさんと僕は、Oが犯したミスにも係わらず事情を知らない役員から厳重注意を受け、一緒に始末書を書いたこともある。　Mさんは耐え切れず、うつ病になり会社を去った。　部署内に北風が吹き荒んでいた頃、そんな環境さえ改善できなかった僕は自分を責めた。

そんなある日、仕事を終え、某ホテルから会社へ電話を入れた際、上司が交代することをO自身から告げられた。　受話器を置いた後、エントランスへ続く長いエスカレーターを降りる僕は心を躍らせていた。　後任の上司はAさんだったから。　気が付くと、一緒にいた部下にAさんの素晴らしさを一生懸命説明していた。　その夜、僕は転職話を丁重にお断りした。

Aさんは多くの社員があこがれる理想の上司。　Aさんを部門長に迎えた僕の部署は一変した。　Aさんの歓迎会の帰り道、駅のホームで「A部長を見ていて、僕も部長になりたくなりましたよ」と言った僕に「なれるもんならなってみろ」とおっしゃったその御顔はニコニコ笑っていた。　それから2年後、運良く僕は希望を叶えさせていただいた。

心躍らせエスカレーターを降りたあの日から7年経ち、今日Aさんは僕らの前で花束を抱え、静かに思い出を語っている。　僕と同様に、かつてAさんにお世話になった社長は、不覚にも口をへの字にしている。　どうやら僕も右目だけ、ひとに見せられない状況になってしまったようだ。

昨日はお忙しい中、会議室の片隅で30分も話をさせていただき、ありがとうございました。　僕は今もAさんのような「太陽」になりたくて頑張っています。　Aさんのことは一生忘れません。　お元気で！

時間の止まった空間

昨日は買い物帰りにビストロ「○か○ま」に行ってきました。　この店、一時閉まりっきりだったんで、てっきり「廃業」と思い、足が遠のいてたんだけど、1ヶ月ほど前深夜のドライブで復活しているのを確認。

一緒に行った上の子を最後に連れて行ったのは小学校低学年の頃？　夜店ですくった金魚に水（しかも、酸素の少ない井戸水！（爆））を足してもらったうえに、自家製梅酒を容器ごともらったのを覚えてる。

学生時代に「ライス超大盛り」と注文すると、大盛りと同じ値段で「山盛りライス」を出してくれた店の主人は髪が薄く白くなり、表情も生気を失ってたけど、奥さんは相変わらず元気で毒舌。　上の子には僕と同じくらいの年齢に見えたそうで、やっぱり女は化け物？（笑）　その奥さんいわく、僕は「ものすごく老けた」そうな。　そりゃそうだ。（爆）

「○め○君はTシャツにジャケットでブーツ履いてたけど、似合わなかったよね」「僕がその組み合わせを教えたら、同じ色のTシャツ、ジャケットを5着くらい買ってたな」「髪を染めてキザにしてた子もいたわね」「そりゃ僕のことじゃん」「でも、もう似合わないわね」などと、未だに学生扱いをしてくれる空間は、僕にとってかけがいのない存在だ。

ある合併

16日の日経でドラッグストア合併の記事を目にした。　ココカラファインとアライドハーツ？　どちらも聞きなれないが、ココカラはセイジョーとセガミ。　セイジョーは知ってるぞ。

ココカラは介護やネット通販もやっていて、ロシアや中国にも進出し、サークルKサンクスとも提携している多彩な企業。　なのに株価が割安なのは、親会社名と店名が一致していないから？　マツモトキヨシなんかは上手いよね。

10月の合併で一挙業界第3位になるけど、これからも激しい入れ替わりがあるんだろうな。

お坊ちゃま集団

親の金でいい車を買ってスリルを楽しむルーレット族（古い！（笑））と同じ・・・所詮、加減を知らない金持ちお坊ちゃまのお遊び。

たまには世間の冷たい風に吹かれてみては？（爆）