またまた行ってきました。
今回は Yさん ・・・ などという超々偶然は続かず、Tさんの車で。
そこは、研究所移転で移り住んだ地方都市から、一生に一度だけの転職で都内に戻ってきた際に住んだ場所。
目的地付近までは最短距離で誘導。
「住所をナビに入力しますよ」という Tさんのアドバイスに「まー迷って行った方が面白いから」と記憶に残る細い道をあちこち巡るも、た、辿り着かんっ!
仕方なく(酔っ払っていたので)勤務時間中の長男に電話をかけたが応答せず。
仕方なく仕方なく、スマホで検索してナビに入力してもらうと、あら不思議(当然)!
数分でその場所へ到着しました。
懐かしい小川、小川にかかる小さな橋、〇じ〇う〇ん、緑色のドア…
このドアの中に若かった頃の生活があった。
但し、既に住人は皆無で、郵便受けもテープで目隠し。
玄関前も、駐車場も、庭も、荒れ果てている。
恐らく老朽化が進み、建て替え予定か、需要がなくて更地にするのか…
アパート然としたプレハブ感がなく、しっかりとした造りで専用庭もあるテラスハウスで、洗濯機も庭側のテラスに設置場所があるという、この夢のような住居を夕刻に内見し、幸運を噛み締めながら契約・入居し、ウキウキしながら帰宅した当時の記憶。
大学時代に過ごした馴染みのあるエリアもバブル目前で賃料が跳ね上がり、加えてどの不動産業者も上から目線で、「居住中なので内見できません」という不便で殺伐とした場所に建つ古い物件も ・・・ そんな中、格上のエリアで地元密着&親切丁寧な不動産業者に緑に囲まれた極上物件を紹介いただけたことに心を躍らせていた。
強風木枯らしの中、春の穏やかな日、熱帯夜、枯れ葉が舞う爽やかな青空の下、自転車で駅へ、駅から自転車で、ここを拠点としていた慣れない営業所勤務の後、本社へ異動して深夜まで激務をこなした時代。
庭の木をスポットでライトアップしたささやかなクリスマス、近所の公園、長男がトイレ内から施錠して大泣きしたアクシデント、立てるようになった長男の手が届かぬよう押し入れ上段に収めたオーディオ、便数極少の隣町への直通バス、塀にぶら下がった蛇を「にゅるにゅるって」と身体をくねらせて指さす長男、駅近の小さなケーキ屋〇ニ〇ンにいつも注文していた清楚で飛び切り美味しい苺ショート、お祭りの山車、保育園のお迎え、初めて見たナナフシ、野菜の無人販売、小さな万屋、強風で眼に微細金属片が入り出血して受診した日、会議後に直帰してビールを飲んでいた庭、郵便局への裏道、ミニサイズの蛙たち、長男の持病で深夜に何度も訪れた救急、廊下壁面に設置したスピーカーから流れるFM、SONY のワイヤレス電話 ・・・ 色んなことがありました。
「昨日より今日は、今日より明日は」と希望に満ち溢れた毎日。
このドアの向こうで全員が一生懸命だった。
大学時代に購入し、ここでも階段を降りた正面に置いていた小さな食器棚は、今もクローゼット内でグラスを並べている。
かつてここで過ごした、あの初夏のような生活。
今は誰もいない廃墟。
琴線に触れるタクシー小旅行…僕にとってはプライスレス ↓ ↓ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/57/4c0c4843ea509740ba3c0d5e6bcedfc6.jpg)
今回は Yさん ・・・ などという超々偶然は続かず、Tさんの車で。
そこは、研究所移転で移り住んだ地方都市から、一生に一度だけの転職で都内に戻ってきた際に住んだ場所。
目的地付近までは最短距離で誘導。
「住所をナビに入力しますよ」という Tさんのアドバイスに「まー迷って行った方が面白いから」と記憶に残る細い道をあちこち巡るも、た、辿り着かんっ!
仕方なく(酔っ払っていたので)勤務時間中の長男に電話をかけたが応答せず。
仕方なく仕方なく、スマホで検索してナビに入力してもらうと、あら不思議(当然)!
数分でその場所へ到着しました。
懐かしい小川、小川にかかる小さな橋、〇じ〇う〇ん、緑色のドア…
このドアの中に若かった頃の生活があった。
但し、既に住人は皆無で、郵便受けもテープで目隠し。
玄関前も、駐車場も、庭も、荒れ果てている。
恐らく老朽化が進み、建て替え予定か、需要がなくて更地にするのか…
アパート然としたプレハブ感がなく、しっかりとした造りで専用庭もあるテラスハウスで、洗濯機も庭側のテラスに設置場所があるという、この夢のような住居を夕刻に内見し、幸運を噛み締めながら契約・入居し、ウキウキしながら帰宅した当時の記憶。
大学時代に過ごした馴染みのあるエリアもバブル目前で賃料が跳ね上がり、加えてどの不動産業者も上から目線で、「居住中なので内見できません」という不便で殺伐とした場所に建つ古い物件も ・・・ そんな中、格上のエリアで地元密着&親切丁寧な不動産業者に緑に囲まれた極上物件を紹介いただけたことに心を躍らせていた。
強風木枯らしの中、春の穏やかな日、熱帯夜、枯れ葉が舞う爽やかな青空の下、自転車で駅へ、駅から自転車で、ここを拠点としていた慣れない営業所勤務の後、本社へ異動して深夜まで激務をこなした時代。
庭の木をスポットでライトアップしたささやかなクリスマス、近所の公園、長男がトイレ内から施錠して大泣きしたアクシデント、立てるようになった長男の手が届かぬよう押し入れ上段に収めたオーディオ、便数極少の隣町への直通バス、塀にぶら下がった蛇を「にゅるにゅるって」と身体をくねらせて指さす長男、駅近の小さなケーキ屋〇ニ〇ンにいつも注文していた清楚で飛び切り美味しい苺ショート、お祭りの山車、保育園のお迎え、初めて見たナナフシ、野菜の無人販売、小さな万屋、強風で眼に微細金属片が入り出血して受診した日、会議後に直帰してビールを飲んでいた庭、郵便局への裏道、ミニサイズの蛙たち、長男の持病で深夜に何度も訪れた救急、廊下壁面に設置したスピーカーから流れるFM、SONY のワイヤレス電話 ・・・ 色んなことがありました。
「昨日より今日は、今日より明日は」と希望に満ち溢れた毎日。
このドアの向こうで全員が一生懸命だった。
大学時代に購入し、ここでも階段を降りた正面に置いていた小さな食器棚は、今もクローゼット内でグラスを並べている。
かつてここで過ごした、あの初夏のような生活。
今は誰もいない廃墟。
琴線に触れるタクシー小旅行…僕にとってはプライスレス ↓ ↓ ↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/57/4c0c4843ea509740ba3c0d5e6bcedfc6.jpg)