それはオフィスから遠い。 市街地の渋滞を避けながら高速に入り〇時間。 途中休憩をとりつつたどり着いたインターを降りる。 そしてそこから地元の高速を通り、ナビに従って一般道に合流した。
道はだんだん狭くなり、民家もまばら。 いよいよ普通の裏通りの交差点を左折すると、左手に学校がある。 その先に小さな橋があり、しばらく走ると山道に入った。
僕は資料を読んだり写真を撮ったりでのんびりしていたけど、運転手は大変。 標識もない道をナビの声を信じてひた走るのは不安が募る。 ついでに言うなら街路灯もない。 夜はオバケが出そう。
急カーブに耐え、気圧差でつまった耳をアクビで治していると、突然右前方に海が広がった。 殺伐とした山道が風光明媚な観光地に変化する瞬間。
フォトは新しい〇〇の建設予定地。 まだ人事は決まっていないけど、仕事場の隣は輝く海! マリンスポーツが好きな輩には夢のような環境だろう。 海好きにとってパラダイスであっても、興味のない社員にとっては孤独地獄になりかねないところが人間の不思議。
でも、風害、塩害は大変。 紹介業者は否定するが、水害だって覚悟しておいた方がいい。 何はともあれ、これから選ばれるメンバーには頑張ってもらおう。