ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

いよいよ適時開示

2017-02-26 13:46:26 | 日記
僕の後任は Mさん。 いいひとだけど定年間近なんで、ちょっと不安。 大丈夫かな?

で、上席の Sさんはあるポジションに。 実は、しつこい説得にもめげず拒否した僕の代役。 本人は釈然としないだろうが、そもそも辞める予定の僕に異動をもちかけてどうする(笑)


これから引き継ぎ、そして送別会。 「社長も含めて」 というお誘いを受けたが、これは丁重にお断り。 管掌部署や親しい方何人かと、ならいいけど、恒例セレモニーは勘弁だ。

言い方考え方だけど、人事は偶然の一致。 僕の代わりはいくらでもいる一方、ここ4年間は偶然にも僕でないと務まらないことが多い、重い一致だった。

社会人人生の最終章で〝誰にも負けない得意分野〟と〝従前存在しなかった新設部署 ・ 新規業務の立ち上げ〟 という 「湯と冷水が代わる代わる出てくるシャワー」 の如く刺激的な変化を味わえたことは光栄である。

あと1ヶ月と2日間 ・・・ 。




フォトは、もう誰が見てもバレバレ。 そして、ファーストコンタクトの扉は小学生のとき買ってもらった電子ボードによって、突然こじ開けられた。

図面に従って組んだ AMラジオから突如流れた曲は A Hard Day's Night。 狂ったように炎を迸らせ激走するサウンドの主は勿論、The Beatles 。

電子ボードの青いプラスティックボックスに内蔵されたスピーカーは5cm位だったろうか? 中高音だけのチープな音質も、その迫力を再現するに十分だった。

中学に入ると Wings に。  空間の中に別空間が存在するかのようなドラマティックな展開が新鮮で、Kくん家所有の廃屋2階でよく聴いた。 税理士の息子 Mくんに、事務所から持って来させたジョニ黒&赤のミニボトルを、Kくん達4、5人と飲みながら(笑)

Paul McCartney 。 甘い肉声、基礎のしっかりした演奏テクニックは、今なお健在だ。

そうそう、母は夫婦喧嘩の度、僕と兄を連れて駅前の喫茶店 〝ウィーン〟 へ行き、ホットケーキと紅茶のセットで気分転換してたな ・・・ And I Love Her がよく流れていたっけ。



                   フォトがネタ切れになりました。
              ミュージシャン幼少期シリーズはこれにて終了。







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Kさんと飲む

2017-02-18 14:58:07 | 日記
かねてより約束していた金曜日、定時のチャイムが鳴りやんだ頃に僕のデスクへ立ち寄った Kさんと2人でオフィスフロアを後に。 そして馬鹿話をしながら1階へ。

扉が開くと、斜め前のエレベーターから出てきた U監査役が 「ぜひ話を聞きたいので、私も一緒に」 としつこく言い寄ってくるのを振り払う。

爺にもなって偶然のついでに挨拶したいなどとは、何て不真面目でいい加減な奴だろう。 今日までに、挨拶すべき方には済ませているんだぜ。 あんたのような雑魚に用はない。 


馬鹿話を続けながら予約した焼肉店へ。 以前、ランチで利用して美味しかった店である。 分り辛い入口が夕刻には更に分り辛く、客引きを避けたつもりが一旦、通り過ぎてしまい、数メートルを Uターン。

階段を下り、カウンターで名前を告げて席へ。 コースに飲み放題のセットで、タイミングよくメニューが運ばれて来る。 いよいよ、合併前後の激動時代に関する話に花が咲く。

訊けば、Kさんは一旦起業したことがあるそうな。 組織から離れると信じ難いほどの能力が発揮できるとか。 組織から離れて何もしたくな~い♪ という僕とは大違い。

そんな Kさんは既に役員ではない。 来月中旬には一足先に地方都市の事務所への転勤が決まっていて、ようやく単身赴任生活に終止符が打たれる。 そう、この会は Kさんの単身赴任解脱祝でもある。 Kさんも勿論、資産に余裕はあるが、それでも働き続けたいと言う。


話は、社内を蝕む 〝人罪〟 に及ぶ。

学歴と瞬間最大風速だけで評価され部長になり、部内で醜態を晒している N。
我流の稚拙な面接で誤採用され、事業開発も経営本部業務も採用業務もできないまま今に至っている TW。
自分は何もできず、代わりに部下の成果を横取りすることで卑しく生きながらえている RW。
年配なのにスキルが低く、気もキャパも小さいゆえすぐ切れる T。

思いつくのは4名だけだから、まー少ない方かもね。


Kさんは、日頃から僕が口にする疎遠な人物の評価がことごとく当たっている、と驚いていたと言う。 話す機会さえあれば、ごく短時間でも本人に知られないようコンピテンシー面接をしているのだから、そりゃそうだろう(笑)


ボリュームミーなコースもあっと言う間にデザートへ。 ラストオーダーのハイボールを飲んでも収まらない。 ということで、オヤジ御二人様カラオケへ。


僕より4つ先輩でいらっしゃる Kさんの選曲はなかなか渋い。 但し、ご当地ソングを除けば全曲、最低でも聞いたことくらいはある。 延長に次ぐ延長で盛り上がった末に終了!

駅まで見送っていただき、深々と礼をしてホームに向かう。 電車に揺られながら、良き先輩に恵まれたことを有難く思いつつ、自宅最寄駅へ到着。




フォトの正統派美少女は Kate Bush 。 ややデフォルメされた表現が艶やかに寄り添う声、ステージでパフォーマンスを繰り広げる姿は、なぜか Isadora Duncan と重なる。

父親は医師でピアノが堪能、母親は元看護師、元アイリッシュフォークダンサーという、英国ロンドンの裕福な家庭で育つ。

ミュージシャンを目指すためカトリック系の女子校を中退し、曲作りに専念。 当時結成したバンドのデモテープが David Gilmour の心を動かし、デビューに至る。

Carly Simon 同様、彼女のことは知らなくても 「この曲、知ってる~」 ってひとは少なくないだろう。 恋の空騒ぎのオープニングで毎週流れたあの曲も ・・・ 。

なおも妖しさ漂う美貌と演技力に富む歌唱力で人々を魅了する Kate Bush は今、58歳。







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帰途の雪

2017-02-11 14:01:30 | 日記
オフィスを出ると雪。 しかも結構降っている。 片手で傘を差し、コートに纏わりつく様子を不快に感じながらも、内心ワクワクしている。 そう、今日は金曜日!

でも、天気予報では明日、確か晴のはず。 大雪(でもないけど)の中、駅に到着。 イベントに詰め掛けた大勢の人込みをかき分けてホームへ。 そして電車に乗る。

珍しく空席を見つけて座ったが、窓外が気になる。 何度も何度も見ようとする僕を、左隣の女性が警戒。 君のことを見ているわけじゃないんだけど、身体が硬いので(笑)

自宅最寄駅に着く頃には案の定、雪は疎らに。 傘も不要だ。 う~ん残念。 自宅に着く頃には概ね止んでいたけど寒いし面倒だし、食事の用意はスーパーじゃなく隣のコンビニで。

かくして 〝雪見酒〟 の夢は消失 ・・・ と ほ ほ、でした。




フォトの、ぷっくり とした坊やは Rolling Stones のオリジナルメンバー Brian Jones 。

音楽に理解のある両親の下で育ち、IQ も高く、いわゆる優等生だったものの、16歳の頃に14歳の女の子を妊娠させて退学に。 その後はバスの運転手、レコード店の店員、石炭商など、職を転々としたとか。

1962年にロンドンへ移住した4月、彼のバンドのコンサートを観に来ていた Keith Richards
Mick Jagger と意気投合。 6月にバンド名を提案し決定。 Rolling Stones 誕生の瞬間だ。

Rolling Stones のリーダーとしての華やかな活動の陰で、他メンバー同様に麻薬に侵され、Brian Jones は廃人のようになってしまう。 逮捕が続く彼を排除しようとする動きがバンド内で起こり、1969年6月8日、脱退。

1969年7月3日、Brian Jones は自宅プールの底から溺死体で発見される。 享年27歳。







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挨拶

2017-02-04 14:37:37 | 日記
しかし皆、よく泣く。 経緯を話す僕はニコニコしているのに。

Mさんは黙って涙をこぼした。 その Mさんが 「人事から情報を入手したようだ」 という口の軽い Оさんに口止めを兼ね挨拶に行ったところ、声を上げて泣いた。 54歳に泣かれると、さすがに戸惑う。

社長、副社長、常務に口止めしているものの、Оさん曰く 「手続きを進めるうちに人事部の担当者から漏れてしまう」 のだとか。 まー、今となってはどうでもいいことだけど。


旧販社で専務まで務めた 〝尊大な Tさん〟 は、退職日の挨拶講演にあえて遅刻する輩が続出したし、〝仕事もせずに怒号とパワハラを繰り返していた Fさん〟 は退職後1ヶ月程で亡くなってしまった途端 「生霊って本当に恐ろしい」 などと皆、嘲笑していた。

良い形のまま辞めることができるのは、幸せなことなんだろう。


旧販社でお世話になった Iさんが辞めた日には、僕が泣いたな。 そう言えば Iさん、眼鏡の奥の目はニコニコしていたっけ。

あと55日 ・・・ 。




ちょっとおっさん顔の人形を胸に、満面の笑みを浮かべるフォトの少女は Carly Simon 。
ニューヨーク出身で、父親は出版社 Simon & Schuster の創業者 Richard Leo Simon というお嬢様である。

Carly Simon といえば、〝You're So Vain〟〝You Belong To Me〟〝Let the River Run〟。

爽やかで凛とした 〝Let the River Run〟 は映画の主題歌。 日本の TV ドラマや CM でも結構使われたから、彼女のことは知らなくても 「この曲、知ってる~」 ってひとは少なくないだろう。

美人だが、ステージでは Steven Tyler や Val Kilmer にも似て迫力がある。 独特の歌声、向日葵のような笑顔で数々のヒットを飛ばした Carly Simon は今、71歳。







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