またまた出張続きの出不精 2014年秋

例によって名古屋、大阪、広島、福岡と連続出張。　せめてもの楽しみで、広島は今まで泊ったことがないホテルを予約しておいた。

駅から徒歩 5 分の道程は、通常駅徒歩 0 分の某ホテルを利用する身にとっては長～い。　おまけに、システムが悪いのかチェックインに時間がかかり、待ち客は僕を含めて 2 人しかいないのに随分待たされた。　航空会社名を冠するホテルとしてはお粗末だ。

室内は狭いが、まあ普通。　窓は安ホテルに相応しい大きさ （ 極小 ） 。　ただし窓からは、水面に映える夜景が楽しめる。　こいつが唯一のウリで、つい酒が進んでしまう。

翌朝、スーツにエチケットブラシをかけたところ、何とブラシ自体に大量のホコリが溜まっていて、逆にスーツが汚れてしまった。　これぞ “ ホテル JAL シティ ” クオリティである。


ちなみに、朝食をとりにドアを開けたら、かつて僕が採用し、諸事情により僕が育て上げた “ T さん ” が斜め前のドアから出てきた。　訊けば、新しい事務所の視察で、大阪、広島と出張中とのこと。

一緒に楽しく食事をしたけど、「 この偶然の確率は？ 」 などと考えてしまった。　恐らく分母は天文学的数字になるんだろうな ♪

暴風雨前夜

気象庁より、「 大型で強い台風第 19 号は、14 日未明から明け方にかけて神奈川県へ最も接近する見込みです。神奈川県では、13 日夜から 14 日にかけて大雨や高波に警戒、強風に注意してください 」 との情報が出されている。

僕はというと 「 14 日から 17 日にかけて名古屋、大阪、広島、福岡に出張する予定です 」。　まー、この日程に影響しなきゃいいけど。　特に福岡からは空路だし。

年をとるのも悪くない

若人 （ 笑 ） に寄り添うギタリスト。　The Ventures メンバー Don Wilson 晩年の姿と見紛うばかりの “ いかついおっさん ” だ。

その “ おっさん ” は、爽やかな水辺を楽しげに Sailing する Mike Oldfield 。　顔のクセは益々強調され、ず太く頑強そうな身体は猛牛も一撃で倒しそう。

僕が Mike を知ったのは中学 1 年のとき。　そう、あの Tubular Bells をリアルタイムで知り、その後もリアルタイムで彼の作品に順序良く触れながら、今に至っている。

高校受験前には、某 FM 局が放送開始前に流していた曲に心打たれ、曲名が分らないまま某地方都市のヤマハビルへ買いに行った。　ギターが並ぶフロアで男性店員を呼び、適当な 1 本を拝借してイントロを弾いたら、曲名を教えてくれた。　それは Ommadawn ・・・ 。

Mike がまだ有名でなく、ネットも存在しない時代。　だからこそ、作者も曲名も知らず先入観なく聴き分けていた。　改めて考えると、その店員も相当な Mike fan だったんだろう。

元々がっちり体型の Mike だけど、物憂げで繊細な、いわゆる “ 美少年 ” だった。　そんな彼の現在進行形が、眩しく透明なオアシスを背景に、農場でも経営してそうな笑顔で歌い、弾いている。

若人 （ 笑 ） は Luke Spiller 。　所属する The Struts は正直パッとしないバンド （ 失礼！ ） だが、ここでの Luke はアーティストとしての華やかさに溢れ、味のある素晴らしい声で作品の世界を存分に表現しながら、伸び伸びと楽園を闊歩している。

Luke も、いつかはおじさんになるだろう。　Mike のようにミュージシャンとして活躍し続けていれば、そのとき彼の隣で笑顔の若人 （ 笑 ） がギターを弾いているかも知れない。


同じ牡牛座の Mike と一緒に年を重ねてこられたことが嬉しい。　年をとるのも悪くない。

陸路で我慢できる限界

なんせ、片道 4 時間ですからね。　特に帰りは何とも長く感じる。

空港が駅から遠く、かえって時間がかかるってのは、“ 見え見えだけど回避できない詐欺 ” に引っかかっちゃったような不便さを感じる。

まー、現地法人への指導は無事完了したし。　もう行くことはないかもね。


改めて見ると結構綺麗だな ・・・ 。