クルマ好きにとって三種の神器だった。 それは、かつてクルマが個性に溢れていた頃の話。
スポーツカーと名乗ることさえはばかられた時代、MAZDA は勇気を持って RX-7 を “ スポーツカー ” として発表した。 今では考えられない話だけど、この頃のクルマには不良のイメージが付きまとう。 だからこそ、宝石のように輝いて見えたのかも知れない。
今やクルマは白物家電のような佇まいになり、そのウリは「環境に優しい」が定番。 クールで知的な道具・・・優等生だけど、何だか物足りない。 荒々しい走りを連想させる個性はトレンドに合わないんだろう。 時代はクルマからワクワクするような魅力を奪い去ってしまった。
5日前に書いた “ 意外な知り合い ” は、かのブリティッシュグリーンを買ったそうだ。 僕は、自分のことのように心を躍らせている。 冒頭のフォトを見ただけでワクワクしてしまう君なら、この気持ち、理解してくれるんじゃないかな?