CDショップも中古ショップも探したけど見つからない。 エリアの限界を感じた日。 仕方なく、関係ないCDを買った。
頼れるのはネットだけ。 依然、ダウンロード購入する気分じゃないので、CDを注文しよう。
かつて何度も通い、 お世話になった家がある。 家族は医師と薬剤師で構成され、 赤ん坊と子犬がいた。 当時は連休取得が困難だったので、 仕事を終えたその足で伺ったり、 早朝に押しかけたりと、僕は散々迷惑をかけた。
医師は、血液型が不明だった僕の採血をしてくれた。 結果はＯ型。 それまでＢ型だと信じていた僕の人生は、その日を境に少しだけ変化したと思う。 いつも優しく飄々としていた御方。 その御方が亡くなった。
赤ん坊は社会人になり、山積みの仕事に挑んでいる。 その家は賃貸マンションを抱えるビルに建て直され、夕顔が咲いていた庭を見渡す居間も、風情のあるトイレも、漫画を読んだ2階の部屋も、鯉がのんびり泳ぐ池も今はない。 もちろん子犬もいない。 時の流れは早い。
さようなら、Eさん。 本当にお世話になりました。 いろいろありがとうございました。 もう少し僕は頑張ってみます。
山崎ハコを聴いてみた。
なぜか浮かんでくるのは、僕が育った海岸沿いの田舎町の景色。 たとえ一時的であっても戻りたくない陰鬱な時間。 そんな頃に初めて戻ってみたいと思った。 あの海を見たい。
特に “ さくら ” は酷い ・・・ 聴く度に花粉症になる。 満員電車の中でも、思い出しただけで症状が出る。 乗り換えた電車の座席上、youtube で検索していたら花粉症は更に悪化した。 曲を聴いていたわけでもなく、ただ検索していただけなのに ・・・ 全くもって酷い曲だ。
週末にはCDを買って重症になろうと思う。 ネット購入じゃなくCDがいい。 でも売ってるかな。
昨日、BSでフォーク特集をやっていた。 VTRじゃなくて、現在進行形の本人が出演するというもの。
拓郎や陽水は出ていないけど、 こうせつ、 イルカ、 泉谷が司会を務め、憂歌団の木村、ビリーバンバンのばんば、その他「顔は知らないけど曲は知ってる」有名人たちが歌う。
そして、 番組も終盤に差し掛かった頃、 曲が終わり司会席が映った瞬間、 一番右にはニューミュージック系（古い！）の、ちょっと派手な顔立ちの女性が立っていた。 ほどなく「ハコさん」と紹介される。
山崎ハコは知ってる。 けどイメージは “ ポッチャリ顔の女の子 ” だ。 脳裏に “ ？？？？ ” などという記号を並べていると、曲が始まった。
ハスキーで耳を衝く声、もったりした歌い方、演歌のような独特のビブラート、暗く陰鬱な歌詞。 どうしても好きになれなくて、聴くのを避けてきたそのひとが現在進行形の姿で歌っている。 耳から入ってくる情報は、以前と全く変わっていない。
大分県出身のシンガーソングライター。 横浜へ転居した後、17歳でデビューするが、youtube から流れてきた当時の声は、既に完成されている。
山崎ハコ ・・・ こういうひとを天才と呼ぶのだろう。 未だに聴く気はしないけどね。（笑） でも、やっぱり聴いてみようかな？（爆）
