近くのホームセンターに 『ザリガニ・ヤドカリ・カニのエサ』なる商品が売られていましたので、こいつはいいやと さっそく一袋買ってきてあげてみました。
すると いきなり集まって来てがつがつと食べはじめ、一晩で餌入れはすっかり空になってしまいました。
やっぱり専用の配合飼料はすごいと感心しつつあわててもう一袋買いに行ったのですが、食べたのは最初の一日だけであとは見向きもしません。
ちょっと甘やかしすぎたのかすっかりわがままになってしまって、少し古くなった野菜やパンも食べません。
こんなことなら あわてて買うんじゃなかったと未開封の配合飼料を眺めてため息をついていたら、すっかり元気を取り戻した若葉さんが 「うちに残っていたので 使ってください」と 『ザリガニ・ヤドカリ・カニのエサ』を 2袋も持ってきてくれました。
(2001年11月14日)
はい、2016年5月14日の管理人でございます。
この記事は、本店みーばい亭サイトの旧コンテンツ「あーまんの話」になんと15年前にアップした記事でございます。
他愛ない話ではありますが、2004年夏、トミーのオカヤドカリ虐殺玩具「ハーミーズクラブ」発売を機に勃発したオカヤドカリ騒動以前の平和な時代の記事ということで、それなりに思い入れもありますので、ボチボチとよりぬき復刻でもしていきたく。
ま、今回のみで終わるかもしれませんが(^^;
さて、画像のムラサキオカヤドカリが爆食しているのは、オカヤド飼いさんには悪名の高い配合飼料です。
みーばい亭で愛用しているのは、ロングセラーの定番商品「キョーリンのザリガニ・ヤドカリ・カニのエサ」。
ご承知のようにオカヤドカリの成体にはあまり評判が良くないけれど、まったく食わないわけではなくて、時にはこのように爆食することもあります。
「時には」の「時」とはどのような時なのか、使用歴15年の知見を披露すると・・
●開封したて
開封したばかりのものは良く食べる・・というか、開封したばかりのものしか食べない(笑)
人間の食品で言えばシリアルとかかっぱえびせんとかの類だろうけど、確かに見た目に変化がなくても開封して1か月や2か月も経ったら食べるの嫌やもんな、ふつう。
●オカヤドカリの体調の良いとき
オカヤドカリ自身の活性の低いときは、当然食べない。
活性の低いときとは、脱皮前、潮の小さい時期、気温の低い季節、その他飼育環境に問題のある時。
●当りのロット
長年使っていると、時々色合いの違うロットに当る。
例えば、粒がいつもより灰色っぽいときがあって、そのロットは悪食のホンヤドカリでさえ喰いつきが悪かった。
たぶん、原材料の問題だと思うけど、人間用の食品ほど厳密な品質管理はしていないだろうから、品質(味)にばらつきがあるのは仕方がないか。
つまりオカヤドカリが食欲旺盛なタイミングで、高品質のロットを開封直後に与えれば、それなりに食べてくれるのだ。
なんやかんやといっても、
● ザリガニを初めとする甲殻類の必要とする栄養分をすべて含んでいますから、これだけで丈夫に飼うことができます
と宣う、ありがたい商品だから、ここらでちょいと見直してみるのもいいかもしれない。
ちなみに我が家では、脱皮後の個体には栄養補給のために積極的に与えている。
それからグラウコトエ幼生や稚ヤドカリの時期は特にこだわりなく食べる・・というよりこの時期の主食と言ってもいいくらい重宝している。
現在、我が家にいる生体のほとんどが自家繁殖個体だから、みんなキョーリンのザリ餌を食って大きくなったのだ!
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餌の話
当水槽は、海水の水質悪化とか、副作用がなんとなくありそうな気がして、実は、配合飼料は全く使わないんですが、まあ、いわゆる、機能性食品なんでしょうなあ、奴らにとっては。
しかし、自然下では、魚の死骸等を食べているスカベンジャーのくせに、選り好みとはなんと贅沢な(^〇^)
ところで、先週日曜、ようやく今年初めて海に行って参りました。
連休だし、混んでいるかなあ、と思ったら、さほどでもなく、暑くもなく、波も穏やかで、よく潮が引いてくれました。
目にする生き物は、もう、マンネリなんですけど、写真を撮って、いくつか持ち帰り、2時間程で帰途につきました。
ここ数年、目新しいことは何もないのに、、、でも、飽きないんですなあ、これが(^-^)
さて、今年は何回行く事になるのやら
こだわりですね~。
うっとこは、こだわらないのがこだわりですからこだわりなく使っとります(意味不)
磯水槽は、冷凍ミックスシーフード(こま切れ)、クリル、配合飼料が基本ローテーションで、たまに飼い主の肴のおすそわけってな感じです。
>先週日曜、ようやく今年初めて海に行って参りました
この時期の磯は気持ちいいですよね。
収穫は少なくてもオゾンや紫外線たっぷりで健康的だし(笑)
お持ち帰りは貝類でしょうか?
確かに飽きませんね。
他人に話してもまったく理解してもらえませんが(爆死)
たぶん、間違いなく (^◇^;)
当水槽は、塩蔵ワカメ、刻みコンブが中心で、あと、たまに、アサリ、魚の刺身(マグロ、カツオ以外)、エビぐらいかな。
みんな人間様のおすそ分けですから、ある意味、こいつらも非常に贅沢なんですよね。
まあ、狭い水槽で過ごしていただくんですから、これくらいは、ね(^-^;
>お持ち帰りは貝類でしょうか?
イソヨコ1、クボガイ2、ボサツガイ1、後は、海藻付きの石から何か湧いてくれば、「お楽しみ」です。
>他人に話してもまったく理解してもらえませんが(爆死)
いい大人が、潮が引いた磯の水たまりで、虫がわんわん飛び回る海藻をかき分けて、食べもしない貝殻やヤドカリを見つけては、撮影したり、持ち帰ったりしてるんですから、やっぱり理解してもらえないんでしょうね。
それでも、好きなものは、好きなんだ~
やっぱりその辺りが長生きの秘訣ですかね。
ヤドカリは植物食寄りの雑食ですから、いいんですけど、うっとこは肉食系が多いですから、なかなかねぇ。
イソガニは意外と海藻食べますがヒライソはろ過食がメインだし、イワガニはほぼ肉食。
イソスジやモドキもほとんど肉食。
あれ?
ヤドカリ水槽とか云いながら、うちの水槽ヤドカリは脇役だったりして(^^;