みーばい亭ブログ

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NAKED!

2011-12-29 22:33:34 | 生き物の話
90年代以降、映画はあまり見ないし、見たところで大して印象にも記憶にも残らない。
そんな中で未だに鮮烈に印象に残る希有な映画が、1994年に公開されたイギリス映画「ネイキッド」。
ガキの頃、ガチャガチャ煩いパンク・ロック(ハードコア・パンクではない)を友に、夜中の街を徘徊していた同世代諸氏なら、主人公のジョニーに強く感情移入されたことだろう・・・と思う。
私など21世紀になっても、ブーツを履く時にはブルーのソックスを選ぶ(笑)

それはそうとして・・・。

極東では当然のことながら宗教的な盛り上がりに欠けるクリスマスの翌日、長らく静かだったナキオカヤドカリ槽の砂上に、瀕死のオカヤドカリが浮上してきた。
長年、オカヤドカリを飼育してきて、たくさんのオカヤドカリを死なせてきたわけだが、ほとんどは砂中で脱皮に失敗して、そのまま分解・・というパターンで、死骸や瀕死のヤドカリを確認したことは数えるほどしかない。
事件といえば事件だが、珍しいといえば珍しいので、まずはじっくりと観察してみる。

・左第1脚と第3脚が欠損
・腹部が若干肥大
・腹部に瘤状の突出が見られる

脱皮事故は脱皮事故なのだろうが、現時点の情報量では、他個体の干渉によるものか、病気等によるものかの判断はできない。
いずれにしてもかなり衰弱している様子で、おそらく回復は無理だろうと思われる。
オカヤドカリの病気や怪我に対する対処法などは、現時点ではおそらく誰も指南できないだろう。

まあ、かつては掲示板などで、どこかから仕入れてきた情報を見てきたように宣ふお方なども居たものだが、私も一応は調べてみたものの、説得力のある情報ソースに辿り着くことはできなかった。
考えてみれば当たり前のこと。
異国はどうか知らないが、「飼育下におけるオカヤドカリ類の感染症の症例」だの「抗生剤投与による病状改善の経過観察」だのといった、どこからも絶対に資金が出ないであろう研究に手を染めるモノ好きなど、当邦には(たぶん)居ないだろう。(もし居られたらぜひご連絡ください)
自然界であれば、昼日中、裸で砂上をウロウロしていれば、その時点で「ジ・エンド」
問答無用の掟である。

とはいっても、それなりに経験もあるから、とりあえず出来る限りの手当てはしたのだが、3日経った今夜も未だに裸のまま。

だが、生きてはいる。

幸い・・というべきか、年末年始の休暇に入ったので、見守ることはできる。
・・というより、見守ることしかできないのが、ちょっと、もどかしい。

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