みーばい亭ブログ

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鍋初め!

2010-09-26 22:19:42 | 新・ほろ酔いキッチン
9月から10月にかけての満月大潮・・・、まあ世間一般では、月見酒だ!月見団子!だと盛り上がる時節なのだが、オカヤドカリ愛好家にとっては、ちょっと違う意味で重要な時節。
南西諸島のオカヤドカリは、低温によって行動が制限される冬季に備えて、秋口に餌喰いが荒くなることが観察されている。
飼育下でも、安全に冬越しさせるためには、この時期にしっかり栄養を摂らせておくことが重要なわけで、オカヤド飼いさんたちは、行動が活発になる秋の満月大潮の時期に、これでもかというくらい好物を与えて、少しでも越冬のリスクを軽減することに腐心されていることと思う。
ところが間の悪いことに、今年はその大切な時期に一気に気温が下がってしまった。
我が家では、急きょヒーターで加温して、干しエビ、リンゴ、ナシ、オカダンゴムシ、クルミパン、・・と、お節料理並みの御馳走を投入して何とかしのいだが、ちょっと行動のおかしい個体もいるので、しばらく経過観察が必要かと。
なんか今年はいつまでも夏が続くような気になって、危うくツボを外すところだった・・。
やれやれ。

さて飼い主の方も、3メートルの波で海に近付けなかったので、この週末、開き直ってお家で秋を楽しんでいる。
というわけで、今夜は今シーズン初めての鍋。
といっても、夏を越したばかりの胃腸に凝った鍋はキツいので、ごくシンプルなレシピ。
出汁はカツオと昆布と塩のみ。
具材は水菜と豚肉。
単純だが、これは豚肉の味が勝負になるので、よっぽどいい豚肉が手に入った時しかできない究極の鍋なのだ。
ちなみにいい豚肉とは、脂身が臭くない豚。今回は遠征して手に入れた伊賀豚を使った。
近所のスーパーだと「黒豚」の表示があるものも含めて全滅である。
鍋の底には隠し玉として、輪切りの大根が沈めてある。
鍋の終盤、やわらかく煮えてとろりと豚の脂がからんだ大根にちらっと醤油を落とせば絶品のアテ。
さらにぐしゅっと崩してご飯にのせて鍋の残り汁を掛けまわせば極上の〆飯なのだが、今回は凪さんのリクエストで、彼女が子供のころから好きだったという製麺所の饂飩で〆に。
薬味は原了郭の黒七味!

美味し!
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