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Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ゲオルギ・ノーソフの「はるかなかなた」を聴く

2012-05-26 21:18:23 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1911年生まれのノーソフの作品。
ウラル地方に生まれた彼は、ラジオ放送を通して音楽に香味を持ち、
1930年スヴェルドロフスの音楽学校で学んだようだ。
「はるかなかなた」の作曲年代については不詳である。
聴いたCDはコルネル・ボリス・アレクサンドロポフ指揮、
ソヴィエト赤軍合唱団及び合奏団の演奏によるもの。
ベラヤエフの独唱によりふるさとの自然の素晴らしさと、
愛する人への思いが歌われ、合唱団の歌がこれに絡んでいく。
優しさとともにその平和と自由を侵そうとする敵に、
対決する姿勢を示した愛国的な内容の歌である。

イサーク・ドゥナエフスキーの「若人の歌」を聴く

2012-05-25 05:50:49 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1900年生まれのドゥナエフスキーの作品。
ウクライナのポルタヴァ州ロフビツァで生まれた彼は、
ハリコフ音楽院(カルコフ音楽大学)でヴァイオリンや音楽理論を学び、
その後、指揮者としても活動し、オペレッタや映画音楽などの作曲に手がけた。
レニングラード・ソヴィエト作曲家同盟の会長も務めた。
「若人の歌」の作曲年代については不詳である。
聴いたCDはコルネル・ボリス・アレクサンドロポフ指揮、
ソヴィエト赤軍合唱団及び合奏団の演奏によるもの。
管弦楽の伴奏に乗って高らかに希望に満ちた青春を歌う。
「友よ、歌おう」で始まるリフレインの部分が繰り返され、
明るく楽しく愛国的な内容を持った希望に満ちた歌である。

ワシーリー・アンドレーエフの「リンゴの木の下で」を聴く

2012-05-24 05:35:56 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日もウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1861年生まれのアンドレーエフの作品。
バラライカという民族楽器に魅せられた彼は、
その演奏活動と改良に全生涯を捧げた人である。
バラライカのアンサンブルやオーケストラの活動を通し、
ロシア民謡の普及にも務め、作曲も行った人物である。
「リンゴの木の下で」の作曲年代については不詳である。
聴いたCDはヴィタリー・グヌトフ指揮、
オシポフ国立ロシア民族オーケストラの演奏によるもの。
明るい舞踏風の旋律がバラライカ・オーケストラにより奏され、
バラライカのソロも活躍しながら、徐々にテンポをあげて、
高揚した盛り上がりを見せて終わる楽しい曲である。

パーヴェル・クリコフの「菩提樹」を聴く

2012-05-23 06:15:33 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は一日忙しくウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1910年生まれのクリコフの作品。
ロシアの作曲家であったこの人物の生涯に関する情報はない。
「菩提樹」の作曲年代については不詳である。
聴いたCDはヴィタリー・グヌトフ指揮、
オシポフ国立ロシア民族オーケストラの演奏によるもの。
バラライカのオーケストラで奏されるその旋律は悲しく、
フルートなどが絡みながら、情感豊かな音楽が奏でられる。
最後はやや明るい感じとなり、静かに終わる。

ガヴリイル・ポポーフの交響曲第1番作品7を聴きながら、都立大学から中目黒まで歩く

2012-05-21 23:21:59 | 古典~現代音楽ロシア編
昨日は都立大学駅から中目黒まで歩きました。
途中聴いたのは、1904年生まれのポポーフの作品。
レニーングラード音楽院でニコラーエフやシチェルバチョフらに師事した。
交響曲第1番作品7は1926年から1927年にかけて作曲された。
聴いたCDはゲンナジー・プロヴァトロフ指揮、
モスクワ国立交響楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロ・エネルジーコは、強烈なトッティで始まる。
そのあと主題が奏されていくが、無調で不安を感じさせるとともに、
ダイナミックな部分を見せながら音楽は展開されていく。
その展開はドラマティックで、聴き応えがある。
打楽器や金管楽器が効果的に使われ緊迫した音楽が続いていく。
盛り上がる部分が終わると、いったん静まりヴァイオリン・ソロが入り、
再び冒頭の旋律が奏でられていき、再び徐々に盛り上がりをみせ、
そのあと静まってそのまま次の楽章へと続く。
第二楽章ラルゴ・コン・モート・エ・モルト・カンターヴィレは、
木管楽器によって旋律が奏でられて始まる。
その旋律はやがて弦楽器が引き継いでいく。
後半ドラマティックな盛り上がりがあり、
それが終わったあと全体が静まり、
弦楽器と木管楽器が最後残って静かに終わる。
第三楽章フィナーレ:スケルツォ・エ・コーダは、
ティンパニと打楽器によって、荒々しく行進曲風に始まる。
その音楽はショスタコーヴィチの作品との共通部分を感じさせる。
シロフォンと鐘の音が響く中、最後は金管楽器を中心に盛り上がって終わる。