昨日まで忙しくてブログを書く余裕もありませんでした。
前日、前前日まではウォーキングをしていたものの、
昨日は忙しく、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1912年生まれのイェヴラホフの作品。
ワルシャワ大学の教授を務める父を持つ一家のもとで、
ワルシャワに生まれた彼は、モスクワ音楽院でピアノを学んだ。
ワルシャワがドイツ軍に1914年占領されると一家は移住し、
1923年にはミンスクに、1925年にはバクーに移り住んだ。
オーケストラの中の演奏者として活躍し、その後も住まいを移し、
1936年レニングラード音楽院に作曲をリャザノフに師事している。
交響曲第1番作品19は1944年から1946年にかけて作曲された。
聴いたCDはアレクサンドル・ティトフ指揮、
サンクト・ペテルブルク交響楽団の演奏によるもの。
第1楽章アンダンテは、ホルンの響きに導かれ弦楽器が加わり、
ゆったりとした旋律がユニゾンで奏でられる。
その主題は繰り返されながら、木管楽器も加わっていく。
やや暗さを持ったこの主題が繰り返されたあと、
対照的な明るくロマンティックな旋律が現れ、
そのあとは打楽器と金管楽器により盛り上がるが、
このあたりは社会主義リアリズム的な音楽の感じがする。
その後も二つの主題がそれぞれ繰り返し現れて、
最後はおだやかな感じで静かに終わる。
第2楽章アレグロ・モデラートは、スケルツォ楽章で、
ソナタ形式で書かれているようで、プロコフィエフを思わせる。
諧謔的な感じの音楽で、速いテンポで進行する曲には、
ショスタコーヴィチからの影響も感じさせるところがあり、
短い楽章であるが、前楽章とは対照的で躍動的である。
2つの主題のうち展開部は第一主題中心に展開され、
2つの主題は再現されて終わる。
第3楽章グラーヴェは、ゆったりとした楽章で、
フルートが主題を吹き、それを他の木管楽器が受け継いでいく。
弦楽器のピチカートに乗ってイングリッシュ・ホルンが旋律を奏で、
やがて弦楽器がそれを引き継いでいき、ヴァイオリン・ソロが入り、
再びフルートが主題を奏でて終わる。
第4楽章アレグロ・マエストーソは、金管楽器を中心に、
勇ましい行進曲風の主題を奏でて始まる。
第1楽章の主題も顔を出すが、やがて行進曲風の主題が現れ、
第1楽章の主題が絡み合ったあと、冒頭の主題が展開されていく。
盛り上がったあと、トランペット・ソロが鳴り響き、
それを木管楽器と金管楽器のソロで引継いでいく。
ティンパニが鳴り響いたあと、再び冒頭の主題が繰り返され、
フルートとトランペットが主題の音型を繰り返し、
ヴァイオリン・ソロが旋律を奏でたあと、弦楽器中心の音楽となり、
最後は低弦と木管楽器の音が残り、静かに終わる。
前日、前前日まではウォーキングをしていたものの、
昨日は忙しく、ウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは、1912年生まれのイェヴラホフの作品。
ワルシャワ大学の教授を務める父を持つ一家のもとで、
ワルシャワに生まれた彼は、モスクワ音楽院でピアノを学んだ。
ワルシャワがドイツ軍に1914年占領されると一家は移住し、
1923年にはミンスクに、1925年にはバクーに移り住んだ。
オーケストラの中の演奏者として活躍し、その後も住まいを移し、
1936年レニングラード音楽院に作曲をリャザノフに師事している。
交響曲第1番作品19は1944年から1946年にかけて作曲された。
聴いたCDはアレクサンドル・ティトフ指揮、
サンクト・ペテルブルク交響楽団の演奏によるもの。
第1楽章アンダンテは、ホルンの響きに導かれ弦楽器が加わり、
ゆったりとした旋律がユニゾンで奏でられる。
その主題は繰り返されながら、木管楽器も加わっていく。
やや暗さを持ったこの主題が繰り返されたあと、
対照的な明るくロマンティックな旋律が現れ、
そのあとは打楽器と金管楽器により盛り上がるが、
このあたりは社会主義リアリズム的な音楽の感じがする。
その後も二つの主題がそれぞれ繰り返し現れて、
最後はおだやかな感じで静かに終わる。
第2楽章アレグロ・モデラートは、スケルツォ楽章で、
ソナタ形式で書かれているようで、プロコフィエフを思わせる。
諧謔的な感じの音楽で、速いテンポで進行する曲には、
ショスタコーヴィチからの影響も感じさせるところがあり、
短い楽章であるが、前楽章とは対照的で躍動的である。
2つの主題のうち展開部は第一主題中心に展開され、
2つの主題は再現されて終わる。
第3楽章グラーヴェは、ゆったりとした楽章で、
フルートが主題を吹き、それを他の木管楽器が受け継いでいく。
弦楽器のピチカートに乗ってイングリッシュ・ホルンが旋律を奏で、
やがて弦楽器がそれを引き継いでいき、ヴァイオリン・ソロが入り、
再びフルートが主題を奏でて終わる。
第4楽章アレグロ・マエストーソは、金管楽器を中心に、
勇ましい行進曲風の主題を奏でて始まる。
第1楽章の主題も顔を出すが、やがて行進曲風の主題が現れ、
第1楽章の主題が絡み合ったあと、冒頭の主題が展開されていく。
盛り上がったあと、トランペット・ソロが鳴り響き、
それを木管楽器と金管楽器のソロで引継いでいく。
ティンパニが鳴り響いたあと、再び冒頭の主題が繰り返され、
フルートとトランペットが主題の音型を繰り返し、
ヴァイオリン・ソロが旋律を奏でたあと、弦楽器中心の音楽となり、
最後は低弦と木管楽器の音が残り、静かに終わる。