Mars&Jupiter

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ジョスカン・デ・プレの「深い淵から」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2009-12-05 12:29:41 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
12月クリスマスも近づいてきたのでテンプレートを変更しました。
かなり昔の話で、以前このブログで触れた話ではある。
イギリスのトレヴァー・ワイの自宅で、パーティーをやった時に、
たまたまその日のレッスンで訪れていたバルトルト・クイケンに
私は誰の音楽が好きかを聴いたことがある。
彼が答えた中にジョスカン・デ・プレの名前があがっていた。
それはなぜかと聴いた質問に対し、私の記憶が正しければ、
小さい頃から彼の作品を聴いていたようなことを話していた。
彼の育ってきた生活空間の中に常にジョスカン・デ・プレの音楽があって、
その音楽が流れていたことを聴き、なるほどなあと思ったものである。

昨日三枚町から西谷駅まで歩く途中で聴いたのは、
1440年頃生まれのジョスカン・デ・プレの作品である。
イタリアのローマで教皇庁礼拝堂付属聖歌隊の一員として活躍し、
ルイ12世の宮廷楽団の一員として活動したようである。
今回聴いたCDはデイヴィッド・マンロウ指揮、
ロンドン古楽コンソートの演奏による。
「深い淵から」は、2曲あるようだがここで聴いたのは5声による作品。
1515年ルイ12世の葬式のために作曲されたらしい。
テキストは詩篇129番に基づいているようである。
深い悲しみの満ちた中に浮き上がる各声部の旋律が美しい。

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