Mars&Jupiter

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ジョバンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナのミサ曲「武装した人」を聴く

2019-05-06 06:58:11 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回は1525年頃生まれたイタリアの作曲家、
ジョバンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナの、
ミサ曲「武装した人」(Missa l'Homme Arme)をとりあげる。
今回聴いたCDはマーク・ブラウン指揮、
プロ・カンティオーネ・アンティクヮの演奏によるものである。
有名な定旋律「武装した人」による5声によるミサ曲である。
冒頭のイントロイトゥスは、グレゴリオ聖歌のように、
単旋律で歌われるが、2曲目のキリエからは、
5声によるハーモニーを聴くことができる。
グローリアは、美しいハーモニーが重なり合っていき、
ルネサンス音楽らしい重層的な部分をみることができる。
ゴラドゥアーレは、再び単旋律で歌われ、
クレドでは、再びポリフォニック的な響きが戻ってくる。
続く素朴なオッフェルトリウム のあとに続き、
サンクトゥスとベネディクトゥス では、
重なり合う旋律が美しく響きあっていく。
そして、コムニオ、アニュス・デイと続き、
平和で穏やかな中、アーメンで終わる。


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