Mars&Jupiter

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アドリアーノ・バンキエリのマドリガル・コメディ「ヴェネツィアからパドヴァへの船(旅)」を聴く

2020-08-02 14:51:37 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
今回は1568年生まれのイタリアの作曲家バンキエリが、
1605年に作曲したマドリガル・コメディ、
「ヴェネツィアからパドヴァへの船」を取り上げる。
今回聴いたCDはジャンリコ・テデスキの語り手、
ウォルフガング・フロムの指揮、
コレギウム・ヴォカーレ・ケルン、コリン・ティルニーのチェンバロ、
ペレ・ロスのヴィオラ・ダ・ガンバとヴァイオリンの演奏による。
コレギウム・ヴォカーレ・ケルンは、
ミカエラ・クラーマーのソプラノ、
ギャビー・オルトマン=ローデンスのソプラノ、
ヘルガ・ハム=アルブレヒトのメゾ・ソプラノ、
ウォルフガング・フロムのカウンターテナー、
ヘルムート・クレメンスのテノール、
ハンス=アルデリヒ・ビリックのバスの歌手らで構成される。

アドリアーノ・バンキエリは、オルガン奏者、
理論家、文筆家など多彩な活動をした人物である。
「ヴェネツィアからパドヴァへの船(BARCA DI VENETIA PER PADOVA)」は、
ヴェネツィアからパドヴァへ出航した船の中で、
イタリア各地や外国から来た人々が、
お互いにお得意の喉を披露するという内容で、
ナレーションが入り、物語のように進み、
随所に絡み合う各声部の動きがみられ楽しい音楽である。

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