人権政策研究集会

3月15日(土) 「すべり台社会」からの脱出!

 今日は大阪市内で開催の人権政策研究集会に参加。

 10時開会に間に合うように、JR摂津富田駅を9時5分の電車に乗ったのですが、JR大阪駅からの環状線は紀州路快速、大和路快速、USJ行きばかりが5本も立て続けで何と芦原橋までの環状電車は20分待ちでした。

 今日からのダイヤ改正で環状線普通電車は本数が減らされたのでしょうか? 知り合いのOさんは、駅員に抗議していましたが、おかげで会場入りは10分遅れました。そうそう、JR島本新駅も今日開業です。

 研究集会では、「ネットカフェ難民」や「貧困ビジネス」などを提起してきたNPO自立生活サポートセンター・もやい事務局長の湯浅誠さんが「現代の貧困」について全体講演。

 雇用、社会保険、公的扶助のセーフティネットが機能していない現状や「生きていても仕方がない」「自らを社会のお荷物」と感じさせてしまう現代の貧困を具体的相談ケースを交えながら分析。家族の崩壊とともに漂流する現代の貧困の状況をすべり台社会として反貧困への取り組みの重要性を提起。久しぶりに良い講演を聞きました。

 午後からは分科会で私は「差別・人権侵害と被害救済」の分科会に参加。「千葉県障害者差別禁止条例」について横山・千葉県障害者計画推進室長、「鳥取県人権救済推進条例」について国歳眞臣(鳥取大名誉教授)さんらからの報告を受けました。

 お二人とも差別をする側の「差別」への認識と差別をされる側の「差別」への認識の差をどう埋めるか、そのルール作りのための条例の必要性と県民・市民のコンセンサスを得る取り組みこそが重要と指摘されましたが、同感です。

 

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