そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

何とももどかしい日本の対応

2020-04-03 | 新型コロナウイルス

COVID-19(新型コロナウイルス)の感染者が50万人になるまで76日ようしたが、それが倍の100万人(103万人)になるまで僅か8日であった。死者も5万人を超えた(5万4113人)。母群がちいさいとでこぼこはあるが、全世界で見ると見事な曲線を描いている。小規模ながら日本も類似の傾向を示している。
先週末に、来週末に100万人を超えると述べたが、思ったより2,3日も早く大台に乗った。何よりも高を括っていたト、ランプのアメリカが、後発ながら全体の4分の一にもなっている。世界の発生を左右するのはアメリカである。
初期対応を怠って医療保険を潰した、トランプの所業といえる。プーチンにさえ医療器具の提供などの支援を頂いている。
パンデミックにいかに初期対応が重要であるかの好例である。初期対応はなんといっても、台湾が素晴らしい。
SARS発生時に、84人の死者を出した経験が生きているとといえ、日本のもどかしい対応を見ていると羨ましくもなる。12月31日から1月8日まで武漢地区からの帰国者について1193名検査しており、疑義のある案件数やその症状国民に報告し、管理体制が整っていることを積極的に国民に開示、1月16日に武漢からの帰国者の初の感染者が出ると、翌日には「法定感染症」に指定して即刻対応に取り組んでいる。
同日日本でも初発が確認されているが、厚労省はホームページで「ヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はない」と表明し、結果的に日本の初期対応をほぼ一月送らせている。
厚労省と医師会は、医療崩壊を理由にPCR検査を拒み続けている。もし医療崩壊が起きるなら、初期対応を怠ったからに他ならない。怪しいところは全て検査した台湾や、和歌山に医療崩壊は起きていない。医師会は医師と医療施設を案じているのであって、患者や国民のことを考えているとは思えない。
BCGを強制されている国と、義務化されていない国とのは発生者数に大きな差がある事を指摘する学者がいる。確かに日本と比べても、いかにトランプが無関心で手遅れになったからと言っても、アメリカの出方は異常である。
確かに下図のドイツの、COVID-19の発生を見ると、旧東ドイツと発症に歴然とした差があることが解る。イタリアやスペインやフランスの出方も異常に高い。とりわけ死者が多いことの驚かされる。興味深いデーターである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港