大学生がアルバイトができなくて学費が払えない。この新コロナウイルスのお陰で、25%もの学生が退学しなければならいと報じられている。私たちの時代は国公立大学は授業料は、ほぼ月千円程度であった。初任給で比較すればせいぜい6倍ほどであるから、年間5万円程度ということになろうか。半年づつの支払いも相当貧乏な学生の私でもなんとか工面できたものである。上の表は世界の奨学金の状況であるが、日本は借りるだけの奨学制度である。ドイツは大学生はほぼ授業料は無料である。
日本は教育にかける国家の費用は先進国最低である。しかも実態は、立派な校舎や教室を建設したり、周辺整備事業をするばかりである。教員や教育体制への投資は少ない。新コロナウイルスの蔓延で、教育体制の矛盾が露わになったに過ぎない。学生には気の毒とは思うが、自民党の政治体制が作り上げた結果である。
医療体制の崩壊も問題になっているが、気らかに新自由主義体制が医療の策得現統廃合、医師の削減と偏在化を進めた結果である。少子化に向けての削減であるというのである。少子化は高齢化の側面も持っている。少子高齢化は均等に進行しない。へき地田舎が先行して起きる。地域診療構想は、35万床の減少を目指している。
保健所の統廃合は悲惨である。地域診療の、国民の健康の最前線をほぼ半数に削減している。効率化とか効率化がうたい文句であるが、国民から遠くなった。新コロナウイルスの蔓延で、医療体制の矛盾が露わになったに過ぎない。
なんだか書いた記事が二日分がなくなった。メインテナンスの作業のためかもしれない。昨日書いたのを一寸思い出して書いてみました。