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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

まだ51%の可能性が残されている

2018-03-24 | 環境保護と循環
世界的ベストセラー『銃・病原菌・鉄』で知られる、進化生物学者ジャレド・ダイアモンド博士がアメリカ・ロサンゼルスで、若者向けに行った特別授業が12回放送された。今回は”ヒトの秘密”と題されていたが、例によって人類学から文明論まで幅広い範囲に及ぶ、ダイヤモンド氏独特の分析は、頭の柔らかい若者たちにとって理解し易かったように見える。
この授業は、進化論から発して格差社会の矛盾を説き、温暖化などの地球環境の悪化を訴えるものである。11回目の博士の言葉が印象的であった。博士は2050年に人類の文明は崩壊すると予測している。
そして今、<人類崩壊に突き進む馬><環境対策に前向きな馬>の2頭の馬がいるというのである。我々にはまだ、51%の可能性があると、若者たちを激励している。。
チンパンジーなどは、食べ物がなくなるとお互いに分け合って食べるというのがいる。人類は進化などしていない。博士は基本的には生物学者であるが、進化論、人類学や文明論、歴史学や社会学にも長けてそれらを併せて評価を与える。最終回は、格差についての講演であった。格差を国家間や地域間それに文明による格差や資源による格差を総合的に評価を与えるのである。冗長で散漫にならないのが、博士の長年に渡り足で稼いだ経験が裏にある。
人類の将来には51%の希望がある。これをトランプに聞かせたい。理解できないだろうが。トランプは人類崩壊に突き進む馬の騎手である。
コメント (2)
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