
そもそも、年金情報の一元化を口実にしていたはずであるが、その年金機構の再三の失態で、今回は年金への利用はやらないとのことである。何のことか?
マイナンバーは為政者のためのユアナンバーに他ならない。行政の都合のための法案である。確かに行政にとっては、あらゆるものがたった一つの数字によって統一されるのである。デスクワークにとって、極めて都合のいい制度である。
もうすでに、マイナンバー制度を語る不審電話が全国で相次いでいるとのことである。悪意を持つ者にとって、すべての情報がこのナンバーひとつで得られるのであるから、極めて便利なものである。それだけ管理は厳重でなければならないが、これまでの経緯を見ていると何とも心もとない。そもそも、管理する側の政府に悪意がないともいえない。既に沖縄などで、行政の持つ情報を基にして防衛省が自衛隊勧誘に歩いている。
利便性ばかりを主張する政府の言い分とは裏腹に、マイナンバーは極めて付加価値の高い商品となる。狙われるのは当然で、得られた情報は極めて高価に販売されることになる。18年からは、預金口座にも記載されることになる。怖ろしや怖ろしや。
それにしても、安倍晋三は最悪の首相である。昨日本ブログで書いた、労働者派遣法の改悪に加えて、マイナンバー制度の導入である。更には個人情報保護法や刑事訴訟法の改悪なども、安保法制の騒ぎの陰に隠れてやってしまっている。
この政権は、ウルトラ右翼の軍事政権であるばかりではなく、国民の権利や生活まで奪う歴史上最悪の政権である。最早安倍晋三には退陣しかない。