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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

経済発展の阻害要因(鳥インフル)に無頓着な中国

2013-04-13 | 中国

北京でついに鳥インフルエンザ、H7N6型の感染が確認された。7歳の少女である。Photo_6これまでは安徽省、浙江省、江蘇省、それに上海の周辺の発生であった。左の図は、OIE発表の3日前の発生場所である。(クリックすると大きくなります) 死者8名の場所はそれぞれ集中している感がある。感染者は日を追って増えているようである。

今日の北京の発生はいかにも唐突な感がするが、これまでの中国当局の対応などを見ていると、何も驚くようなことではない。今回も3月の初発生の2週間前に、感染が確認されているという情報もある。列車事故で事故車両を埋却するような国の対応である。

SARSの時には、国家機関が公然と隠ぺい工作をやって、感染を広げてしまった。Photo_7今回も、アメリカCIAの陰謀説が燻ぶっていて、中国では被害者意識の方が強い。右の図は、Chaina Daily から失敬したものであるが、そうした意識を裏付ける戯画である。

中国では、今年も口蹄疫の発生が絶えない。国対応の詳細は不明である。2月27日にチベット自治区で13頭、2月18日に広東省で88頭の口蹄疫発生の報告がある。報告がある所だけが、解るのであって、詳細は不明である。日本のような、検査や淘汰などの対策はやられていないようである。

今回の、鳥インフルエンザ(H7N6型)の対応も、組織的に動いているようには思えない。OIEに行われた報告では、少なくとも5例目までの発生個所では、淘汰は全く行われていない。発生近辺の業者の鳥販売を禁止したり、周辺の消毒に終始している。それも広がっているようである。

今回北京のいわば飛び地での発生も、中国が実態を掴みやすかっただけではない
か? 人にとって比較的毒性が弱い型であることが救いである。

中国では、市場などで生きた食用の鳥が売られている。蛇や蛙やスッポンまでも売られている。感染源の特定などは容易ではない。今回の発病者の多くが、そうした販売業者と何らかの関係がるものと思われている。

インフルエンザウイルスは、簡単に変異する。今回はどうやら人間同士の伝搬はないようである。発生するたびに、あるいは型が異なる度に、感染内容を確認しなければならない。そうした地道な作業は何処までなされているのであろうか?

お金儲けにまい進する中国にとって、阻害要因になるものは触れたくない意識が働いているのであろう。世界第2位の経済大国の、世界に対して取るべき態度ではない。不安材料があまりに多い。せめて日本の畜産関係者は、中国に入ってもらいたくないものである。

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