矯正治療の目的は「審美」「機能」「発音」「予防」です。
審美
多くの人が「歯並びをきれいにしたい」という理由で矯正治療をされているよう
です。矯正治療をすると口を開けて笑った顔が素敵になるだけでなく、口元
(唇の形、顎の形)もキレイになります。
機能
矯正では奥歯の歯並びも改善します。奥歯の歯並びが良くなると食事がしやすく
なります。さらに、左右均等に食べられなかった人がバランス良く食べられるよう
になると顎の安定にもつながりますし、頭痛、肩こりの改善につながることもあり
ます。
発音
歯並びが良くなれば、話す時の発音も良くなります。
予防
「予防」とは虫歯や歯周病の予防のことです。
歯並びが良くなると歯磨きがしやすくなるので、虫歯や歯周病の予防がしや
すくなります。またプラークがたまりにくくなることも予防につながります。
歯並びが良くなるということは歯の生える方向が改善されるということですが、これ
も予防につながります。
特に、歯の方向が良くなると噛んだ時に適正な力が加わるので、歯周病に
なりにくくなります。(方向が悪い歯は歯周病になりやすくなってしまいます。)
最近は歯周病予防のため成人になってからも矯正(成人矯正)を行う方が増えて
います。