歯を失ったらそこに歯を作るべきだという考え方もありますが、失った歯が少ない
場合は入れ歯を入れる必要がないことも多いです。
残った歯のバランスが良い場合は20本あれば食事には困らないものです。
(8020運動(80歳で20本歯を残そう)はこのことからきています。)
バランスが良いとは、残った歯の配置が左右、上下的に対称的であるということ
です。
問題なのは「すれ違い咬合」といって、左右、上下的に非対称に歯が配置している
場合です。
具体的には右上と左下の奥歯を失っているような場合です。
歯がある割には噛むところが少なくて、食事に不自由します。
ですから、歯を失うとしてもバランス良く歯が残るように努力していけば入れ
歯を入れなくて済みます。
食事に不自由するようになったら入れ歯を入れることを考えればよいと思います。