前回、食べ物をお口に入れたら30回は噛みましょう、という
話をしました。
たくさん噛むことによって一回一回の噛む力が弱くなり、歯に
いいのですという話でした。
歯が丈夫な人は30回噛みを意識するだけで、歯周病や歯が
痛くなるのを予防することができます。
ただ、すでに歯周病にかかっていて歯が弱くなっている人には、
さらにもう少し工夫が必要です。
それは噛むときに歯と歯を合わせないということです。
半噛みとでもいいましょうか、食事のときにカチカチと歯を
合わせずに食べるのです。
そんなことで食事ができるのかという声が聞こえてきますが、
実際にやってみるとできます。(最近やっていますが、本当に
歯にも顎にも優しい食べ方になります。)
これをやると自然にたくさん噛むことになります。
食べ物によっては50回くらい噛まなければならなくなります。
そしてこの食べ方は本当に歯に負担がかかりません。
逆にガシガシと早食いしていると、相当な力が歯にかかる
ことになります。
歯周病と診断されたり、歯周病の気があると言われた方には
是非試していただきたい食べ方です。