レジンという歯科用プラスチックがあります。
削ったところをすぐに埋める材料で処置は一日で終わります。
http://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/372f9c39c0e561526ce7775f9643744b
プラスチックなので色は経年的に変色してしまいますが、処置当初は綺麗です。
その綺麗さはメーカーの開発によってどんどんレベルがアップしていて、最近のレジンは歯と見まがうほど艶が出ます。
ところが、色合わせという難題があります。
周りの歯と色を合わせるのが難しいことがあるのです。
そして、この色合わせもメーカーの努力によって改善してきています。
上の前歯にレジンが詰めてあります。古いので変色しています。
ホワイトニングをした後に、上の歯4本のレジンを取り換えました。
境目が目立たなくなりました。
カメレオン効果といって、多少歯とレジンの色が合わなくてもおかしく見えないようになりました。
すごい材料の進歩です。
治療のニーズの高い歯科用プラスチックですから、メーカーもこぞって開発競争をしているようです。
色合わせの苦労が減るのは診療の効率アップにもつながりますし、色が合えば患者さんにも喜ばれます。
歯医者にも患者さんにも恩恵がある材料の進歩です。
小幡歯科医院