長ったらしいタイトルになりましたが、かなり厳しい調査結果の内容です。
8020運動というものがあります。
80歳で20本の歯が残るように歯のケアをしましょう。80歳を過ぎて20本歯があれば食事に困っていないという統計があるのです。
そして歯並びと8020の関係を表わす統計が1999年に報告されました。以下、80歳で20本以上の歯が残っている人の歯並びの結果です。
正常咬合者(正常な歯並び) 56.9%
上顎前突(出っ歯) 17.6%
過蓋咬合(前歯のかみ合わせが深い) 25.5%
反対咬合(受け口) 0 %
開咬(前歯がすいてかみ合っていない) 0 %
やはり、かみ合わせがよい方が年をとっても歯が悪くなっていないことが伺われます。
厳しい結果と言ったのは、「受け口」と「前歯がすいている」人の8020達成者がゼロということでです。
そして、「出っ歯」や「かみ合わせが深い」場合は、18%、26%と歯並びがよい人に比べると半分以下の達成率です。
もう20年以上前の統計ですから、現在では8020達成者はずっと多くなっています。
ですが、上下の前歯の歯並びがある程度正常でなければ歯が残らない、という結果は衝撃でした。
当院は専門ではありませんが、矯正治療の大切さが伺える統計結果でした。
小幡歯科医院