虫歯は奥にある歯からできる傾向にあります。
奥歯は黒くなっていて虫歯ですが、その手前の歯はとてもきれいです。
同じ人の反対側の歯ですが、同じように奥の方の歯の方が黒くなっています。
これは奥歯の方が歯磨きがしにくく、唾液の流れも悪くなることが理由として考えられます。
このブログは「歯磨きだけでは虫歯は予防できない。」というスタンスで書いてますが、それでも歯磨きは大切です。
奥歯をしっかり磨くことはいつも意識していただきたいことです。
前歯の虫歯は液体によるものが多いです。
具体的には、清涼飲料水やジュースなどを飲むときに前歯を通過するので前歯に虫歯ができます。
前歯に虫歯ができたら、糖分の入った飲み物を飲みすぎていないか確認しましょう。
さて、前歯と奥歯の間の「小臼歯」だけに虫歯ができていることがあります。
前歯は液体、奥歯は歯磨き不足と書きましたが、これは「咬み合わせの不具合」が原因と考えられます。
不具合というのは、「その歯の咬み合わせが悪く、噛む時に強く当たっている」ということです。
咬み合わせが強いためにミクロのレベルで歯が欠けていき、そこに虫歯ができるのです。
ですので、一か所だけに目立って虫歯ができている場合は、虫歯の治療とともに咬み合わせの治療を行うことがあります。
小幡歯科医院
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