もう3月の話になりますが、東京医科歯科大学で講演会をしました。
これは私にとって初めての歯科医対象の講演でした。
母校で学術委員をしている友人達に企画していただいて実現しました。
いつもお話ししている歯科疾患と栄養素の関係を、専門的に掘り下げた内容です。
受講者の方々は半分が知り合いという身内感覚の講演会となりましたが、とても緊張しました。
やはり、専門家に話すプレッシャーです。
それでも、もう6年間も臨床に取り入れている概念は、意外で興味深い内容となったようです。
歯科における栄養療法は医科の分野から応用したものです。
医科の先生の話を参考にして、歯科医の仲間達といろいろディスカッションしながらその理論を構築してきました。
歯科の分野はまだまだ発展していく余地がたくさんあります。
多くの歯科の先生達にも栄養療法が浸透し患者さんに伝えるようになると、治りにくい歯科疾患、言わば難症例が減っていくでしょう。
歯科の病気の原因にも栄養障害があることを、今後も伝えていきたいと思います。