顕微鏡を歯科治療に使用すると通常の器具では処置できなくなります。
歯を大きく拡大して見ることができるので、細かい汚れや傷などが目立つようになります。
その細かい汚れはかなり小さい器具でないと取れないのです。
見えたからにはキレイにしなければなりません。
そこで、この器具です。
針のようにみえます。
肉眼では針にしか見えません。
拡大すると先に細工がしてあるのが見えます。
40倍にしてやっと、武道館の玉ねぎみたいなものが先についているのがわかります。
これは歯の根の細かいところの汚れを掻き出すための器具です。
これくらい細かい汚れが歯の中にはあるのです。
今までは手の感触で歯の中がキレイになったかどうか確認していましたが、これからは「目」で確認して処置します。
それだけでも、治療内容がレベルアップすることが想像いただけるでしょう。