小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

奥歯にセラミックをお勧めしない場合

2010-12-01 07:23:00 | インプラント

                   

セラミックは歯科材料の中でもっとも質の高い材料といえます。

                   

物性は長期的に安定していて色や艶は永遠に持続します。

                 

また生体親和性に優れ、アレルギーを起こす可能性が低く、歯ぐきに対して

もっとも優しい材料といえます。

                   

材料としてはすばらしいセラミックですが、奥歯にはお勧めしない場合があります。

                        

噛む力が強くかかることが予想される場合にお勧めできません。

                      

具体的には、歯ぎしりや食いしばりを強くする方が該当します。

                     

またインプラントを奥歯に入れた場合も同様です。

                

                  

このような場合、セラミックの唯一の欠点である「割れる」という危険があります。

                 

セラミックと名のつく限り「割れる」というリスクから逃れることはできません。

                  

ジルコニアというセラミックのベースになる材料を用いても割れることがあります。

                          

鳴り物入りで登場したジルコニアセラミックも、割れたという報告が出始めて

います。

                

セラミックを奥歯に使用する場合に、割れないように最大限考慮することから

歯科治療は解放されることはないようです。


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