啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ウドの花

2010-09-07 08:53:38 | 山野草

最もポピュラーな山菜のひとつ「ウド」の花が、本白根山の登山道、ロープウェイ駅
近くの草原に咲いていた。里山では早めの春に新芽を出し、ゴールデンウィークの頃には
背も高くなる。ウドの花を意識して見たことが無かったが、もう咲き終わったと思っていた。2千㍍の高山とはいえ、この時期に花が咲いていたのが新鮮だった。

ウドはウコギ科の多年草だという。夏の草原で背が高く存在感のある「シシウド」はセリ科
だと言う。同じくウドを名のっていても、仲間ではないようだ。山菜の王様のひとつタラの芽はウコギ科の仲間だという。「多年草」と「木」で仲間ではない。ただ、土から芽を出し
たばかりの薫り高いウド。芽を出したばかりのタラの芽。ゴマ和えでも天ぷらでも美味しい。ウドはスーパーで売っている、茎が長く柔らかそうなものを想像するが、自然のウド
の新芽(10㌢ぐらいまでの)はタラの芽と形が良く似ている。
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ソバナ

2010-09-06 08:38:23 | 山野草

「ソバナ」を竹沼で見つけた。沼の周回道路沿いにポツポツと咲いている。また、東南
側の堤防沿いの草原にも目立つ。ここにはツリガネニンジンも咲いており、最初はツリガネニンジンか?と思っていたが、葉の付き方や図鑑などからソバナと決めた。

似たような花の形をした「ソバナ」「ツリガネニンジン」「ヒメシャジン」で、私はなかなか区別ができない。キキョウ科ツリガネニンジン属で仲間だと思う。ツリガネは葉が車状で
区別でき、ソバナとシャジンの差は、高い場所に咲くのがシャジンと思い込んでいる。

ソバナは若芽の頃には食用になるのだという。茹でて水に晒してから食べるとか。ただし、
山菜として食べるほど数は多くなく、見つけてもそっと守ってやりたいもの。また、植物名に自信はなく、間違っていたら教えていただきたいもの。



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ツルボ

2010-09-05 09:04:02 | 山野草

我が家の2大散歩コースは「庚申山丘陵」と「竹沼」の一周コース。いずれも1時間程。
庚申山は適度な起伏と自然がある。竹沼は春の桜から始まり、周回道路沿いにさまざまな自然(植物や野鳥など)楽しめる。

「ツルボ」のことを、私はつい先日までルツボと思い込んでいた。図鑑で見て、覚えこんでいただけの話。竹沼の堤防沿いの広い土手は、ユウスゲやオニユリなど季節によって様々な花が楽しめる。色が薄れた夕刻の土手に、淡いピンク色の目立つ花をカミさんが見つけ、名を訊ねられた。「ル ツボ」と答えていた。似たような花があり確信がもてず、家に帰って図鑑で確認したら「ツ ルボ」だった。

ユリ科のツルボ属の花。花名の由来は不明。別名では参内傘(さんだいがさ)。
公家が参内するときに使った、柄の長い傘に見立てたものだそうだ。
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オミナエシとクズ

2010-09-04 19:49:18 | 山野草
熱い!ヤケクソでテンプレートの絵を紅葉に変えたが、今日(4日)も灼熱地獄だった。
それでも、セミの鳴き声が減り、日が少し短くなるなど、秋の気配もある。花の種類は減ったが、里でも秋の花が咲き出している。
 秋の七草が秩父の寺で咲いていると、テレビが紹介していた。今、キキョウとオミナエシが見頃と紹介していた。当家の庭のキキヨウは、今年もアジサイとシャクヤクの間で、背伸び競争をして何とか頑張ったが、秋の草と言う割りには、8月上旬で姿を消した。オミナエシも花期が長いので、9月に入ってもも咲いているが、もう瀕死の状態。
 旧暦との差がひと月あるというのだが、秋の七草は張るの七草ほど季節感が無いと思うのは私だけだろうか。

1「オミナエシ」  女郎花と書く。同じ時期草原に咲く男郎花(オトコエシ)が図太く
   毛が生えているのに対し、ひょろひょろとか細く見えることから名がついたと言う。
   オミナエシ科オミナエシ属を構成する。農協のグリーンセンターで数年前に買った。
   その何年か前、同じ場所で討っているのを知り、夕方買いに行ったら売り切れだっ    た。人気が有る。藤岡氏近辺で、自生する個体を見る湖とはほとんど無い。


2、「クズ」 川原や道沿いの土手を覆う旺盛なツル草。草というよりこの仲間だと思って    いた。マメ科のクズ属だという。地下茎が太く多量のデンプンを蓄えるため「クズ    キリ」や「葛根湯(かっこんとう)」など有益な植物のようだ。当家の散歩コース
    竹沼で、咲いていたがもうそろそろこの花の季節も終わりだろう。


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黒檜山(赤城山)

2010-09-03 09:38:10 | 低山歩き

余りにも暑い。山に行くしかないと思って急に出かけたのが、赤城の黒檜山(1828㍍)。赤城山という単独の峰はなく、地蔵岳や鈴ヶ岳、長七郎山などの総称だ。黒檜山
はこれらの最高峰!と言っても、1千数百㍍までは車で登るのだから、避暑を兼ねての
歩きが可能。

 この山、10年ほど前に山歩きを始めた頃。初めて1人で登った山だという記憶がある。
その時は、大沼湖畔から沼田方面に繋がる道路が分かれる辺りの登山口から往復した。
今回は、覚満淵(湿原)の先、大洞登山口から駒ケ岳(1685㍍)を経由して歩いた。

 いきなり急登となる。樹林の中をジグザクに登る。ガイドにはジョウシュウアマドコロ、
アカギキンポウゲなど「原産植物も多い」と書いてある。時期を過ぎているだけに、花は
期待できそうに無い。マルバダケブキとアキノキリンソウ、ツリガネニンジンがわずかに
咲いていた。紅葉と春のヤシオツツジのシーズンがベストか?

 鉄のハシゴを登る場所もあったが、整備されており安心。40分ほどで駒ケ岳に到着。
ひと息入れる。灼熱地獄の平地とは、登山口付近で10度Cほど気温が低く、タオルは
ビショビショだが、吹き上げてくる風は涼しく最高!!

 黒檜との標高差が2百㍍余りと表示されていたが、大ダルミまで標高で100㍍ほど下がるから、もっとありそう。笹が茂った登山道を歩く。黒檜への登りは、木の階段など設置され、ユッタリと上がれた。駒ケ岳から40分ほど。

 山頂には鳥居があり「黒檜大神」が祭られていた。広い空間があったように錯覚していたが、岩が敷き詰められ、狭かった。展望はまずまず。足尾や日光連山など広がっていた。
帰路は、舗装道路を駐車場所まで戻るのを避け、来た道を戻った。
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