啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

トリカブト

2010-09-20 08:46:05 | 山野草

赤城の五輪峠のハイキングコース、尾根沿いを歩いている間は、目ぼしい?草花に出会うことがなく、がっかりしていたが、駐車場に降りてから「さすが赤城!」と嬉しくなった。

大沼に流れ込む細い小川沿い。キャンプ場の一角となっている場所にサラシナショウマが咲いており、帰りに写真を撮ろうと楽しみにしていた。写真を撮る足場を確保しようとして偶然見つけたのが「トリカブト」だった。

新潟県の妙高山(ミョウコウトリカブト)で見たのををはじめ、山を歩いていると良く見た花。今年は花をつけたものを見るのが初めてだった。

キンポウゲ科の花だという。花は可愛くも、華やかでもないが何故か有名。その理由は根茎に強い毒性を持っていることが知られているからだろう。平安時代の貴族がかぶる冠に花の形が似ていることから「トリカブト」の名がついたようだ。
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陣笠山(赤城山)とアザミ

2010-09-19 13:27:20 | 低山歩き
赤城の大沼の北側から、出張峠ー出張山ー薬師岳(1528㍍)-陣笠山(1475㍍)-五輪峠と尾根沿いに歩くハイキングコースが「五輪尾根」。ガイドには所要時間が2時間半となっている。登山口が見つからなかったことと、やや物足りなかったことから、県営キャンプ場に車を置き、陣笠山から出張峠まで往復する、約1・7㌔プラスしたコースで歩いた。

1、陣笠山  キャンプ場から別荘地を抜けて登ると地蔵岳や黒檜山などに展望が開けた。
  あっという間に陣笠山。五輪峠まではもう3百㍍しかない。最高地点となる薬師岳(1  528㍍)までも15分ほどで着いた。全く展望なし。出張峠まで1・2㌔とあり、そ  こまで足を伸ばすこととした。ツツジの季節や紅葉の頃は楽しめそう。


2、アザミの花  どこに行っても見られる花。ノアザミだと思うのだが、似たようなタイ  プにノハラアザミと言うのが有り、私には区別が難しい。


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ゴマナ

2010-09-17 17:06:34 | 山野草

「ゴマナ」は今の時期、登山道脇や山に通じる道路脇などに派手に咲いている。
似たような花(ヒヨドリバナやオトコエシ、ヨメナなど)があり、昨日に続いて確証が持てない。間違っていたらご指摘いただきたい。2千階段の見晴らし茶屋から椚山方面に向かう林道沿いに咲いていた。

ゴマナ(菜)と呼ぶが、葉がゴマに似ていて、若葉を食べることができるので、この名前がついていると言う。ナ(菜)が付くものは食べられるケースが多いのだそうだ。キク科のシオン属。キク科の山野草ではこの花だけでなくヨメナなど食べられるものがあるようだ。
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ヤブツルアズキ

2010-09-16 08:47:43 | 山野草

「ヤブツルアズキ」と断言したいのだが「ノアズキ」では無いかとの一抹の不安もある。図鑑で調べたのだが、写真が小さく”多分これだ”と言う程度の確証しかない。先週末に、ススキの穂をカミさんに頼まれて取りに行った。近所の鮎川沿いの土手では、暑さの影響に加え、堤防沿いの草が刈り込まれており、若干ススキの株はあったが穂を出していない。少し高い場所にと思って訪ねた、2千階段(藤岡市の南、高山方面)に行ったとき、この花が咲いていた。思い出して15日に撮ってきた。

花茎は1.5㌢ほどで小さく、可愛い黄色をしているが、文字通り藪の中に埋もれるように咲いているので目立たない。ススキを採ったヤブを思い出しながらようやく見つけた。ヤブツルアズキはマメ科のササゲ属。「アズキの原種と考えられている」と書いてあった。そういえば、直径で1-2㍉、長さが3-4㌢の小さな実がなっていた。アズキやササギ(ササゲ?)の鞘に似ている。
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アオノツガザクラ

2010-09-15 13:05:06 | 山野草

※帰省の予定が変更となり、再開しました。

「アオノツガザクラ」は、千畳敷カールに旅行したとき、カミさんが撮った写真だ。ピントの合わせ方など独特で注目!ようやく秋の気配が感じられたが、ブログに掲載する写真が追いつかない。高い山の秋の花は種類が限定されるし、里山の花はまだ咲いていないものや、既に使ってしまったものなど多く、そろそろ苦労する時期に入った。木の実や種など含め写真を撮っていこうと思っている。野鳥にもチャレンジしたいのだが、写真の腕が追いつかない。

アオノツガザクラは、ハイマツ帯など高山に咲く低小木。同じような場所にコケモモやシラタマノキ、クロマメノキなど似たような(私だけの感想)低木が多く、分類するのに苦労した。皆、地を這うように生き、クロや白、赤などに輝く実をつける。ツツジ科の植物と知って驚いた。

葉の付き方などで区別がつくが、花の形や色がコケモモとそっくりな高山植物にツガザクラがある。この花に似ており、花の色が緑色がかっていることから青の栂桜(和名)と名がついたようだ。
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スイレン

2010-09-12 08:10:57 | 山野草

※予定が変わり、1回プラスしました。

「スイレン」は図鑑では探しにくい。ヒツジグサで調べると載っていることが多い。
図鑑によると、午後2時ごろの未の刻に花を開くと言うことで、名前がついた。一方、
その前は眠っている状態なので睡蓮の名があると言う。私は、睡蓮でこの花を覚えていた。
水草をこのブログで掲載することは珍しい。コウホネの黄色い花を写真に撮ったことが合ったが、掲載しなかった。湿原に咲く花は大好きなのに、なぜだろうか。

富岡市南東部の「大塩湖」。周囲約3・2㌔の灌漑を中心とした溜池だ。ブラックバスを釣る子供たちの姿、ウォーキングを楽しむ人などで夕刻でも結構賑わっていた。探鳥コースや桜見物など季節によって楽しめる。
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ニラの花

2010-09-11 07:38:49 | 山野草

「ニラ」は山野草ではなく野菜。この花も当家の庭で撮ったもの。栽培しているわけではないが、いつか植えたものが年々広がり、当たり前のように毎年咲いている。たまには、ニラ玉や味噌汁の具にもなるし、毎年秋口にはかわいらしい花をつける。

ネギボウズというが、ネギの仲間は皆、袋状の薄い膜のようなものに包まれた蕾を持つ。本物のネギ(野菜)からアサツキ、伸びる、ヤマラッキョウまで。野菜のネギの花はともかく、それぞれが可愛い花をつける。ニラを図鑑で調べると「ネギ科ネギ属」と「ユリ科ネギ属」と二通りの分類あった。掲載した花ががどちらかは判らないが、ネギの仲間であることは確実。

花にとまっている蝶は「ツマグロヒョウモン」。1年ほど前、2千階段(藤岡市)で会った人に「以前は群馬にいなかった蝶。温暖化などの理由で、最近増えてきた」と聞いたことを思い出した。このことはまだ確認していない。

※事情により、掲載を1週間ほど中止します。

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ツリフネソウ

2010-09-10 08:38:02 | 山野草

群馬県内の中低山の道路沿いの肥えた林のヘリでやや湿ったところなどで、これから良く見かけるツリフネソウ。独特な花の形を船に見立てて、名がついているようだ。この草が、1㍍近くの大きさとなり、何本か重なって咲いていると、何だか雑多で興味がわかないが、咲き始めの今の時期に可愛く見える。

ツリフネソウ科ツリフネソウ属を構成。地元の山中から持ち帰り、庭に植えた事がある。翌年夏に花が咲くことを期待していたが、芽も出さなかった。育て方の問題もあるのだろうが、この花が1年草であることを知ったのは数年後だった。果実が熟し他後、これに触れると黒っぽい種を弾き飛ばす。果皮の部分についたままの種もあり、今度は種を持ち帰ってみたいと思っている。
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ハギ

2010-09-09 08:37:20 | 山野草

8月初旬に自宅の庭に咲いたキキョウから、赤城山のススキ、今日の「ハギ」まで秋の七草のうち、6種類を掲載した。残るはフジバカマだが、自宅の庭のものはまだ花がついていない。今年は咲かないのかも。藤の丘公園の秋の七草コーナーに写真を撮りに行ったが、ここでも無理だった。

この萩は、藤田峠(群馬県富岡市)に咲いていたもの。今年何回かハギの写真を撮っているのだが、花の数がこんなに多いのはこれが一番。もう最盛期は過ぎているようだが見事だった。ハギはマメ科の半低木。このタイプは「ヤマハギ」ともいい、秋の七草に対応するタイプ。
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ホトトギス

2010-09-08 09:24:18 | 山野草

木々が葉を落とした頃の里山の遊歩道脇などに「ホトトギス」が咲いているのを見かける。
5日の日曜日の夕刻。群馬県富岡市の東南部の山の中、藤田峠では秋の花に混じってホトトギスが咲いていた。
ホトトギスというと植物より鳥の「不如帰」が知られている。カミさん調べだと「鳥の不如帰の胸の部分の模様に(花の様子が)似ているからこの名がついた」という。
花は独特の形をしている。ユリ科のホトトギス属。個体が小さいので、花の数が少ないが最盛期に咲くものでは、花がもっと連なって咲いていることが多い。

藤田峠は、小幡ー下仁田を結ぶ県道から、富岡市南五箇の辺りで「大塩湖」「藤田平キャンプ場」の標識に従って山に入り、20分ほどの場所。日曜日だったが、人の姿はなく、キャンプ場の入り口は閉鎖されていた。
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