啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

鼻曲山と3種類の花

2010-09-27 08:46:39 | 低山歩き
旧・碓氷峠の熊野神社から一の字山(1336㍍)留夫山(1591㍍)鼻曲山(1654㍍)を往復した。往路は鈍い私の足で約3時間15分。シラネセンキューとゴマナの白い花、ノアザミとトリカブトの紫の花の中を歩くというと、ロマンチックだが「ここは熊の生息地です」の看板と猪の掘り返した土を見ながらの寂しい一人歩きだった。

もうひとつ。歩いた場所は上信国境(群馬と長野県)沿い。長野県には名だたる名山が一杯ある。それだけに、群馬県境の余り有名でない山まで、標識を整備する余裕がないのだろうか(ボランティアで頑張っていらっしゃる方には済みません)。有数な避暑地の軽井沢に接し、ハイキングする人も多いのではと思うが、熊野神社の登山口から、鼻曲山まで案内標識は少ないし、朽ちているものが多い。霧積温泉や二度上峠方面など群馬側への案内が多いこともあり「間違うはずはない」と思いながら、2度も引き返す羽目になった。山頂から降りると直ぐ、霧積への標識があり「霧積に降りるのではなく、熊野神社へ」との思い込みがあるから、直進してしまう。地図で確認すれば問題ないのだが、持参していても見ない私に責任がある。軽井沢からのハイキングコースである、長日向への下山コースの標識も大分古かった。

1、「鼻曲山」  今回で3回目。最初は群馬の霧積温泉から。2度目は二度上峠から。そして今回が軽井沢から。留夫山を経由してのコースは、アップダウンも多く、展望は全くないが結構楽しめる。留夫山の山頂は林の中、鼻曲山の山頂も木が成長しており、角落山方面と霧積温泉方面への展望が開ける程度だった。

2、「3種類の花」 先日紹介した赤城の花と同じ花が目立った。赤城ではポツリポツリと残っていた程度だったが、ここでは登山道沿いをずっと飾ってくれた。写真が下手くそだかこの中に紫の「トリカブト」と白い左上側の「シラネセンキュー」。中央部に、見分けにくいが「ゴマナ」が咲いていた。