啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「マンサク」・・・山火事

2013-02-26 08:56:13 | その他

昨日、マンサクの花を掲載しようと思っていたのだが、手違いで掲載できなかった。前橋市の嶺公園で咲いていたのを掲載済みだが、自然のものか管理されたものかはっきりしない。今日の“石尊山の尾根沿いに咲いていた”ものは完璧に天然モノ。寒風の中にひっそりと咲いていた。

散歩コースの「竹沼」は野草、野鳥など自然が豊富なだけでなく、事件や事故、マラソン大会など人との係わり合いでも色々起こる場所と紹介してきたが、昨日は山火事が起こっていたので驚いてしまった。


「マンサク」はマンサク科マンサク属の落葉小低木。北関東の低山では2月下旬から3月にかけ、他の木々に先駆け、長さが1・5-2センチほどの細長い黄色(オレンジ)の花を絡み合わせるように咲かせる。“先ンズ咲く”の東北弁が訛ってマンサクになったという話を聞くが、諸説があるようだ。

春の花として、花屋で売られており、庭に植えている人も多い。だが、山中で自然に咲いているのを見ることは少ない。マンサクの花を見るために、栃木県と群馬県の県境=足利市の仙人ヶ岳に3回行った。今日の写真のマンサクは仙人ヶ岳の東南側直ぐ近くにある低山(石尊山)。尾根に上がって間もなく、強風の中にひっそりと黄色の花びらが耐えていた。少しでも暖かい、尾根の南側に咲けばよいと思うが、マンサクの木は風の強い北西側でしか見ない。仙人ヶ岳でもそうだったように記憶している。深高山までの尾根沿いで4本の木を見つけた。

「竹沼」に日課の散歩に向かうと、途中で多量の煙り。「山火事?!」と言うカミさんの声に「鮎川湖あたりでの野焼きだよ」と私。「この強風で野焼きはしないよ!!」・・。
竹沼の西側には何台もの消防車が赤ランプを転倒させながら、消火活動中。防災ヘリは消化剤を撒いている。騒動中だが、湖周道路を歩くことはできそう。

竹沼の南側が燃えている。周回道路の際まで黒焦げになった場所がある。飛び火して新たに燃え出した場所があり、消防士を探して告げると“あっ・・そう。それどころではないんだよ”といわんばかりに消火対応に追われていた。

丁度、日光で震度5強の地震が起こった頃。携帯では警報音が鳴り何だか嫌なムード。大騒ぎに見えたが、今朝の朝日新聞では「藤岡で雑草燃える」のわずか7行のゴミのような記事だった。