啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「マンサク」が咲いていた

2013-02-06 08:41:09 | 山野草

金時山に同行した友人から、日本経済新聞が掲載した「金時むすめ」=小見山妙子さん(80歳)の自伝のような記事の切抜きを送ってもらった。16歳のころに箱根の外輪山、金時山の山頂にある茶屋を任されて以来、66年間にわたり経営してきた。愛称の名付け親は現在の天皇陛下だそうだ。金時娘さんにどうのこうの言うつもりは全くないし、この歳まで頑張っていらっしゃることは素晴らしいと思う。※2月1日の当ブログ参照。

ただし、山頂の景観を独占することが“是”か“否”かは別の話。山の恵=富士山の大展望で人気のある山の山頂。簡単に登れるから訪れる人も多い。茶屋で食事をする人だけではない。狭い山頂の一番展望の取れる場所は“皆で楽しむ方が良い”と私は思う。

「マンサク」はマンサク科マンサク属の落葉小高木。前橋市の北にある嶺公園の中に数本のマンサクの木がある。多分、公園の一部として整備されたものだろうが、かなり自然のままの形で生えている。株も相当古いものがあり、自生していたものを生かしていると考えたい。マンサクの自生しているものを見たのは桐生市と足利市の境にある仙人岳、藤岡市の小梨山ぐらい・・・。

2-3月に他の木々に先駆けて花を咲かせることから東北では「先ず咲く=まんず咲く」という言葉が変化してマンサクになったとか???・・・。写真のように、妙に変わった花だが枯れた林の中だと黄色にボワ~ッと浮かび上がっている。その辺だけが暖かい感じ。形状は奇妙だが花にはちゃんとガクや花弁や雄・雌シベがある?ガクは赤褐色や緑色で丸い。糸状の花弁は黄色で長さが1・5センチほど。花が集まって咲くので複雑な形をしている。