啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「金時山」と茶屋の権限

2013-02-01 11:17:46 | 低山歩き

余り広くない山頂の広場で展望が一番開けている場所に、茶屋が営業用テーブルを並べ、座った人からお金を徴収する!!茶屋が所有する土地なのだろうが・・“ふざけるな”と言いたくなる。しかも、この寒い中“短パンを履いたタイコモチ風の男”が調子込んで主人とその場で料金を相談して徴収している。

テーブルには確かに「営業用」の表示があり、ガスと鍋の使用禁止が告知されている。黄色いヤッケの方は、荷物をテーブルに置き、わざわざ別の場所に離れてお湯を沸かし、昼食の乾麺を食べていた。そのとき、調子モンの短パン男が寄ってきて200円徴収された。私たち2人も、友人の奥様御手製のお弁当を食べていただけで400円徴収された。料金も最初は500円、次いで300円、200円と全く適当。どこかに、テーブル使用は有料という趣旨のことが書いてあると友人は言っていたが、私は非常に不愉快だった。後から来た人が隣で堂々と食事を始めたので腹癒せに「ここは有料ですよ」と教えると「私は常連客だから大丈夫なんです」???!!!ということ。あきれてしまった。

山頂が個人の私有地や借用地であったとしても、展望が最高の場所に営業用のテーブルを置くのはセンスがない。60余年も“金時娘の茶屋”とかが営業しており、TVなどでも紹介されている有名な方なんだそうだが・・顔も見たくなかった。

「金時山」(1213M)は箱根にあり金太郎伝説発祥の山。別名を猪鼻嶽とも呼ぶが、山頂付近は石がゴロゴロしており結構急峻。童謡に“足柄山の金太郎”とか謡われるが、足柄峠辺りまでを含む足柄山の主峰で足柄山と呼ばれることもある。ハイキングに多くの人が訪れる。

友人と2人で金時神社をスタート。雪が残っており、融けやすい場所は凍っているので歩きにくい。山頂まで75分と書いてあったが、85分もかかってしまった。凍結箇所とドロ田状態の場所に加えて、結構上りも急峻?で汗をかきながらの歩き。所々から富士山や仙石原方面、芦ノ湖などの展望があり楽しめる。

山頂からの展望は360度のパノラマ。でっかい富士山や大涌谷や芦ノ湖など箱根、御殿場や仙石原などの市街地。南アルプス、八ヶ岳(多分)や箱根の山々など楽しい。ボッタクリバー並みのテーブルチャージ付きテーブルだったが、絶好の展望にコーヒー付きのランチをゆっくり取った。

帰路は長尾山(1119M)→乙女峠経由で下山。時間はかかるが「ドロ田が少ない」というアドバイスで選択。実は“初めてアイゼンを装着して歩いた”。意外と違和感無く、安心して歩けた。帰路はノンビリと雪道を歩き2時間。乙女峠からの富士山の展望もまずまず。

コメント
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